日記」カテゴリーアーカイブ

歴史を語るものに歴史あり

 数週間のうちに幾度も東京に出かけるなんて,人生で初めてのことだと思う。今回も公開セミナーに参加するために東京へお出かけした。これも秋休みだからなせる技。秋休み様々である。
 公開セミナーの様子は,たぶん公式な報告が主催者側からも出ると思う。私も後日改めて書くことにしよう。今回もまた様々な出会いと楽しい語らいの中で知的刺激を受けることが出来た。
 別の日には,秋葉原にも出かけた。ドラマで話題になった場所だ。私は来春閉館する「交通博物館」を見学した。秋葉原の万世橋にある交通博物館は,長い歴史を持つ。館内には鉄道,自動車,船舶,航空の分野に関する展示がなされ,勉強することができる。
 しかし,都心という場所の良さは逆に,博物館の拡張を許さず,新たな展示物を設置することができない。多くは乗り物の模型展示であり,それも限界といったようなのである。そこで埼玉に場所を移して新たなスタートを切ることにしたようだ。いま交通博物館では「さよなら企画」で,過去展示されて今は倉庫に眠っていた模型や昔の博物館内の写真などを展示している。この,過去の博物館内の様子を移した写真が貴重で興味深い。交通の歴史を人々に伝え続けてきた交通博物館もまた一つの歴史を残したのである。当時の子どもたちの好奇心旺盛な姿と,博物館展示のダイナミックさに心を動かされる。
 こんな風に,立て続けの東京寄り道は,それぞれ得たものも多かった。他の用件も順調に進み,満足満足。さあ,この調子で今年度を乗り切りたいと思う。

タイムスリップ

 正確な英語表現はtime-warpなのだが,そこはヘンテコ和製英語の強み,この一週間はまさに時間をすべったような日々だった。先週の木曜日の非常勤講義が終わってから時間の経過をほとんど感じず,明日はまた木曜日。
 秋休みのおかげで,研究会に出かけたり,家に閉じこもって勉強したりできる。こんな幸せなことはない。このまま秋休みがいつまでもいつまでも続けばいいのにと思いさえする。出来れば来年の今頃まで秋休み希望。幸せな時間に対する時間感覚はいつでも短い。だから気がつけば,一週間後の非常勤もびっくりするほど早く巡ってきたわけだ。
 もっとも,あれこれ手を出していると日程調整も難しく,肝心の学会大会に出席できず味噌を付けたが,仕方ない。わが野望のためには,若干の犠牲も覚悟しなければ。
 後期に始まる非常勤先も,とうとう4年目。その前にお世話になっていた非常勤先も4年をめどに区切りをつけたので,もしかしたら今の非常勤先もそろそろ卒業かなと考えてみる。流れのない水が淀むように,長く繰り返すとマンネリ化しかねない。わりと情報収集はマメで最新情報は反映しているつもりだけれど,そうと思っているのは本人ばかりってこともあり得るので‥‥。そんなことを考えているときに,別の大学の先生から電話。非常勤講師をお願いできないかというラブコールだった。

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宴の終わり

 あちこちの現場はそれぞれに盛り上がっていることだろう。連休最終日,名古屋は秋晴れ。強い風が吹き抜けてはいるが,そのおかげで上空の雲が洗い流される。万博会場も元気いっぱいにぎやかなことだろう。
 今年3月から開催されてきた愛・地球博が本日閉幕する。厳しい前評判にもかかわらず次第に入場者数を伸ばし,目標を大きく上回る成果を上げたようだ。大なり小なり,様々な興味深い取り組みや催しも行なわれ,まずまずの結果として評価されるのかも知れない。
 当然私たちの関心は,物事の始まりだけでなく,物事の終わりにも向けられなくてはならない。環境博と銘打ち開催された以上は,終幕後の環境への配慮がどのようになされるのか,興味津々である。私の最寄り駅であり,会場への交通機関リニモの乗換駅でもある藤が丘では,さっそく明日からリニモ待合いスペースを取り壊しにかかる。しばらくは万博の後片付けに付き合わないといけない。

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東京に寄り道

 昨日は職場で成績書類の提出やら,情報メディアセンターの仕事やら片付けて,家に帰る途中に東京に寄り道した。とても面白そうな公開研究会が開かれるというので,数日前に参加申込したからだ。寄り道に時間がかかるけど。
 で,そのお話もしたいし,お礼のメールも書きたいのだけど,今日はこれから非常勤先の講義があるので,また帰ってきてからゆっくりご報告とメール書きをしたい。なんかこうパターンで溜まっている宿題がいっぱいあるような気が‥‥。(追記:なんとか研究会の報告を書きました)

台風大変

 台風14号が接近中。何故か東京でとてつもない大雨という報道。あちこち大変である。名古屋の天気は,のほほんとしたもの。ときに土砂降りになることはあるのだが,妙に台風他人事といった風な天候なのだ。それは地震についてもそうだ。東海地方に大地震がくると言われ続けて長いのに,その間によその土地で地震被害が繰り返されている。変な場所だ,名古屋は。
 アメリカではハリケーン「カトリーナ」の猛威によって受けた被害の復旧が進まないようだ。NHKではニューオリンズの街の様子を伝えている。避難勧告が出ていたにもかかわらず避難出来なかった人々にかなりのダメージが出ているようだ。避難できなかったのは何故か。それは避難するための車や資金がなかったからだと説明されている。貧困層に属する多くの黒人達が避難できず,また救助が遅れた理由も人種差別があったとする政府批判が起こっている。
 アメリカの内情がこうした機会に注目を浴びることになったが,それは他人事ではない。東海大震災のようなものがやってきて,多大な被害が発生したとき,迅速な救助がなされるべきであるというのは当然としても,問題はその後の生活である。そこに経済的な格差が浮き彫りになるのではないだろうか。アメリカの貧困層に比べれば,日本の格差はまだ生易しいのかもしれない。けれども,日本社会が勝ち組負け組をくっきりとさせる競争社会に突き進んでいることを,この選挙の時期に考えると,何かしら不安な気分にもなるのだ。
 ま,投票自体は済ませてしまったので,とにかく後は日本社会が良い方向へ行くように,自分の立場から頑張るしかない。

お盆休みの散髪

 昨日からやっとお盆休み。正確には職場の完全閉館期間というだけなのだが,そうでなければ校務が延々と続くことだっただろう。いま携わっているのは職場内の情報ネットワーク整備工事である。立ち会いなどをしなければならない。
 本当は専任の情報技術担当職員がいて,その人がすべき仕事だが,そんな贅沢な雇用は出来ないので,私が肩代わりである。給料二人分欲しい所以である。
 それでも昨日は家に持ち帰った宿題をして潰れた。今日から自分のための時間と思ったが,放ったらかしにしていた家事をして,散髪に出かけたのと,少し時間を過ごしただけで終わりになりそうだ。明日からモードを切り替えて勉強をしなければ。

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あれこれやって万博デビュー

 今日はあれこれ慌ただしかった。まずは大学院に挑戦する話を実現するために,募集要項の請求や過去問題の入手の準備に取りかかる。実現するしないにかかわらず,やるだけやらなくては。銀行へ行って,お金を引き落としたら貯金が底をついた(ホント!)。郵便局へ行き,手続き。ちょっとアクシデントがあって,家と郵便局をもう一往復した。
 それから,古巣の大学院へ出掛けて成績証明書やらを申し込む。なんと手数料タダ。法人化したんだから,その辺もうちょっと商売上手になるべきだろうに,いやはや,でも修了生には有り難い。さすが国立大学法人。

 カリキュラムに関する,とあるテーマが気になったので,そのための調べものをする。そのまま大学図書館にこもって文献を探してはコピーをして手に入れる。もちろん著作権に関わることなので,ちゃんと複写申請出しておいた。ああ,この図書館,持って帰りたい。頑張って平日に来れるよう工夫しなくては‥‥。調べものしていたらあっという間に時間が経過。そろそろ戻ろう。

 それから,とうとう愛地球博に出掛けることにした。ご近所に住んでいるにもかかわらず,まだ行ったことがなかった。会期も半分過ぎて,このまま行かず仕舞いになるのは悔しいので,ようやく全期間入場券を大枚はたいて買い,ふらりと出掛けた。なにしろリニモは,いつも通勤で使っているプリペイドカードで乗車できる。本当に近所に出掛ける感じなのだ。
 万博は毎夜22:00まで開場していて,しかも平日の夕刻から夜は,人もまばらだし,なにより会場の雰囲気はいい。なんか近所の巨大公園を散歩しにきた感じになって,ちっとも万博気分ではなかったが,この雰囲気でビールを飲みながら夏の夜を楽しむのは悪くない。ビールは小から中のサイズで500円なので,かなり財力がいるが,そのうちやってみたい。パビリオンは見なかった。会場の雰囲気を楽しんで,飲食して楽しんだ。

 とまあ,いろんなことをした一日だった。万博での夕涼みは,ちょっとしたご褒美か。全期間入場券買っちゃったので,これから夕方から夜を中心に頻繁に出掛けようと思う。不満や批判はいろいろあるが,始まっちゃった以上は楽しまなくては。なにしろ工事やら何やらでご近所としてはすっかり迷惑かけられたのである。どんなものかじっくり見てやらないと。

大学院入試

 学会発表を終えて自分の未熟さを痛感する。失敗をバネに投稿論文の準備に取りかかろうとしていた。絞りきれずに本3冊分ものネタを詰め込んだというなら,この一部分をシングルカットすれば論文に値するはず。物事はそう単純ではないが,見当はつき始めたので,久し振りに投稿してみようと思う。もっとも,最近は学会紀要に届く投稿数も増加しているらしいから,競争は激しいに違いない。

 そんなことを考えていた休日。「大学院に行ってみてはどうか?」と薦められた。そういえば大学院入試出願の季節である。いきなりの大胆な提案に,冗談半分だろうと笑いながら適当に受け答えしていたが,どうも本気の提案らしい。確かに私自身,いつかは大学院に戻って,研究を積み重ねたいと思っていた。修士を出た後は,我流で済ませてきた人間だから,今一度,研究の基本を磨くためにも博士課程に入学できれば,それに越したことはない。唐突な提案だったが,少しずつ自分自身にも大学院へ入学したいという気持ちがむくむく膨らんできた。
 まあ,本当なら,しっかり研究計画を立てて,いろいろ試験対策など準備を整えながら大学院の道を模索するのが筋だが,こういう物事の変化はいつも突然起こるものだ。そういえば,去年も違ったベクトルだったけど,あることを決意して立ち回ったっけ。毎年1回,何か決意しないと気が済まないのかいな。まあ,とにかく嘘から出た誠。瓢箪から駒みたいな事態は結構好きなので,やってみることにした。まずは出願書類を取り寄せなくては‥‥。

 大学院入試といえば,「英語」やら,専門知識や論文とか研究計画に関する口述試験やらが待っている。もともと苦手な上に,長らく使っていない「英語」の試験を受けなければならない。一番のネックはそこか。そのうえ,古い修士論文引っ張り出して要約しなければならないし,研究計画もまとめてみなくては。
 人生,もう一度くらいこの手のことで苦労するなら,今しておいた方が年齢的にも状況的にもよさそうだ。出願が成功するかどうかもわからないし,入学試験が受けられるかどうか,合格できるかどうかもわからない。でも挑戦は1回きりで終わるつもりもないので,その初めの一歩がこんな形でも悪くはない。さて,これから数年間は,大学院を目指して頑張るか。それと,投稿論文も書かないと。

学会で起こったこと

 カリキュラム学会関連のことを箇条書き駄文で‥‥。

○学会発表した。不満足な結果。次回の出直し発表で,何かしら片を付けようと誓う。
○大会運営の難しさを痛感。
 →学会大会用webサイト構築ができるシステム「exMeeting」なんてつくったらどうだろう。
 →液晶プロジェクタのセッティングって,どうしてこんなに厄介なんだろう。EPSONのバカ。
 →学会大会を国際学会みたいに一週間くらいのロングバージョンでやってみたいと思った。(無理?)
○いろいろなに人たちに出会った。
 →[よのなか]科の藤原和博先生がゲストだったので,懇親会でおしゃべりした。内容は別の駄文で。
 →奥様大学院生に,また出会った。最近,奥様大学院生が大流行なのか,おしゃべりする機会が多い。
 →もちろん,いつも学会でお世話になっている皆さんとも再会できて,とても嬉しかった。
○懇親会の演目「大太鼓」は,お腹にひびく迫力だった。
○新しい学会長が決まった。頑張ってください!
○最後の課題研究は,フラストレーションがたまってしまった。惜しくも質問できなかった‥‥。

 学会大会というものを,構想し直した方がいいように思う。とても真面目に運営されているという点で,カリキュラム学会は信頼できるところだ。でも大会運営は,「人が集う,とはどういうことか」をもっと硬軟合わせて考えた上で内容を組み上げないと「真面目にそつなく終わりました」だけでは,魅力に欠けると思う。事実,下の世代の学会大会参加状況や関わり方は,とてもお寒い状況だ。もちろん,担当校の負担を考えると心苦しい指摘だけれど‥‥。

先輩先生方に見守られて

 6月18,19日の両日,東京学芸大学にてカリキュラム学会が行なわれた。私も学会発表申込みをしたので,準備をし,発表に臨んだ。自己評価は,40点だと思う。半分もとれてない。プレゼンは,研究の位置づけを丁寧に説明しようという気持ちが強すぎて前置きが長くなってしまったし,発表内容も欲張りすぎて傍目からは情報の羅列になってしまった。前もってわかっていたような初歩的失敗をしたので,半分の点数もあげられない。職業研究者がこういうことやってはいけない(悪い見本)。
 先輩研究者の先生方から,暖かくも厳しいコメントをいただいた。「この内容だと,本3冊書ける」という言葉は,内容を絞りきれてないことを指摘している。「大風呂敷を広げすぎて,勉強したことを並べましたで終わっている」というのは,返す言葉がありません。
 ただ,いろいろな不満のある発表だったけれども,内容は興味深いといわれたし,「もったいない」という言葉ももらった。もっと削ぎ落とした形で提示できる切り口を,はやく何かと結びつけて見つけ出さないといけない。来年以降は,それが第一課題だ。

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