月別アーカイブ: 2005年7月

情報機器への依存

 ハードディスクの異常が発生し、我がパソコンは修理中。以前からハードディスクのアクセス音が怪しかったので、データのバックアップについては対処できている。むしろ問題は修理中の立て替え機がないこと。
 いつでもどこでも自分のパソコンにデータ入れたり、取り出したりするような使い方をしていただけに、それができないととても不便だ。行く先々のMacに外付けハードディスクを付けて起動するのはいいが、移動すれば作業過程が中断されてしまうので、いつもの調子で仕事が難しい。メールへの反応も遅れがちだ。
 ようやく家で過ごす時間もできたので、居間にあったデスクトップパソコンを書斎に移動して、なんとか環境を整えているところ。ソフトウェアのインストール環境が異なるので、それを調整するのに時間がかかる。そのあと、修理から返ってきたら、環境の再構築のこともあるから、完全構築する訳にもいかない(たとえばソフトウェアライセンスのこともあるし)。とても面倒だ。
 来週から担当する集中講義が始まるというのに、本当にタイミングが悪い。もう一台、新しいノートパソコンを買ってしまおうかと思ってしまったが、そんなお金もないので、我慢我慢。

素晴らしきPodcastの世界

 遊園地つながりで,いま気に入って聴いているのが,米国ディズニーの50周年記念ポッドキャストである。たくさんのファンを持つディズニーランド,その本拠地ともいうべきロサンゼルスのDisneyLand(日本語版)が今年開園50周年を迎えた。それを記念して様々なイベントが行なわれているのだが,その一つがiPodとインターネットラジオを組み合わせた「ポッドキャスト」Podcastという技術による50周年番組放送だ。

 ポッドキャストもしくはポッドキャスティングという技術は,たとえばiPodに付属しているiTunesというソフトなどの対応ソフトが起動するたびに新しい番組がないか自動チェックしてくれて,あれば自動的に手に入れてくれるという仕組みである。さらにiPodという音楽再生機を持っていれば,音楽の代わりに番組を自動的にセットしてくれて,出先でもiPodで番組が聴けるというわけなのである。これをポッドキャストという風に呼んでいる。技術というほど立派ではないが,ラジオ番組をオンデマンドで楽しむ手段というわけだ。

 そしてディズニーが直々に提供しているのが「Disneyland® Resort 50th Anniversary Podcasts」というわけである。もちろん英語の放送。それでも皆さんにお馴染みの世界を様々なインタビューや入場者の生の声などで紹介する,大変魅力的な番組になっている。英語ヒヤリングの教材としても価値あるのではないだろうか。

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本当のジェットコースター

 遊園地にはそれほど縁がなかったので,これまで絶叫乗り物にも自動的に縁がなかった。しかし,担当するクラスの日帰りレクリエーションに連れられて,ナガシマスパーランドというところに出掛けた。長らく中部に住んでいるが,初めてである。
 縁がないので,乗り物が好きなのか苦手なのかという自己判断も薄っぺらい状態。挑戦心だけは人一倍だが,今回はカメラマンの仕事を仰せつかったので,しばらくは学生達が楽しむのを眺めていた。いやはや,「ホワイトサイクロン」というジェットコースターは,見栄えもなかなかの迫力である。後で挑戦しようと思った。
 しばらくしてから,いよいよ何か乗り物に挑戦しようと思い,たまたま近くにあった「ジャイアント・フリスビー」なる乗り物に,誘われるまま喜々として乗り込んだまではよかったが,これが最悪の選択であった。

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問わず語り

 夏休みに入った。皆さんよりも一足先である。もちろん,毎年恒例の嘆きを許してもらうなら,通常授業がないというだけで,校務は続いているし,授業時間が空いた分だけ会議が入る。学生達も暇ではない。補講や特別授業はもとより,就職活動,実習などで慌ただしい。そして私たちも実習の指導訪問で学生達を追いかけ回さなければならない。部やサークル活動も普段より活発になると,それの応援を要請されることもある。中学や高校の部活指導の方がはるかに大変なのは言うまでもないけれど。
 それでも,他のスケジュールが割り込む余地と同等に,自分自身が研究や勉強に時間を割くチャンスや余地も増えるのは確かなこと。私も(少々闇雲に)あれこれ手を出しながら,再度自己投資をしているといったところだ。その過程で得るものを早く駄文として残したい思いでいっぱいだが,実のところ,それが以前ほど容易くなくなっている現実にも戸惑うのである。一体どうしたというのか。

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保護者懇談会

 10人の保護者との対話は,楽しくもあり,冷や汗ものでもあった。初対面同士の堅苦しさを和ませようと,少しおどけてみせながら司会進行する。一人ひとりに家庭での様子や対応の現状を聞く中で,不安や質問への返答を織り込む。
 入学して3か月。学生達自身も学生生活のペースをようやくつかめたところか。しかし,大学で学ぶための技法や家庭生活との両立方法に対して具体的に習得できていないようだ。日々,学ぶべきことはたくさんあって忙しいはずなのに,親から見るとのんびりしていて,「この子,大丈夫かしら」と不安になるという声もあった。学生達に向け,何かしらガイドをすべきだろうか。
 いまのところクラスの子たちは,結構仲良くやっている。クラス全員仲良くなろうという気持ちは大事だし,実際そうであっても欲しい。ただ,45人もいれば性格も考えもバラバラなのが当たり前。きっとどこかの時点でぶつかり合うこともあるだろうし,分裂してバラバラになることもあるだろう。この年頃の女の子の気持ちは山の天気のように変わりやすいものだから,何があっても不思議ではない。好きも嫌いも,そこに関係があって初めて生まれる感情だ。だから,どんなことがあろうと,うまく共生できるようなクラスであって欲しい。最後には「しょうがないなぁ」って感じでもいいから,クラスメイトを思いやれる関係で短大生活を過ごしてくれればと願う。
 唯一の不安は,クラス指導担当の行方か‥‥。

日々はジェットコースター

 今年から職場の学年歴が変わって,7月10日から夏期休業に入る。その直前の慌ただしさもあるし,思い立ったことを短期間で具現化する必要性もあって,本当にこの数週間はめまぐるしい日々が過ぎる。ちなみに明日は保護者懇談会。気が抜けない。
 高校英語の再入門を始めたり,研究計画の内容をひねり出すために思索したり,職場で担当している案件の業者対応をしてみたり,保護者懇談会の準備や学生対応したり,ある意味賑やかに過ごしている。

 教職専門職大学院の名称を「教職大学院」にするよう答申するらしい。一方,規制改革・民間開放推進会議が教職大学院に対して「新たな参入障壁になる」という懸念を表明している。
 総務省の情報フロンティア研究会は報告書をまとめて,その48頁あたりにこんなことを書いている。

「(前略)具体的には、ブログやSNSの仕組みを学校に導入することを提案する。学校の中でセキュアなネットワークを整備した上で、児童・生徒が自らのアカウントを持ち、実名でブログやSNSを用いて他の児童・生徒と交流することでネットワークへの親近感を養うとともに、ネット上での誹謗中傷やプライバシー侵害等に対する実地的な安全の守り方も同時並行的に学ぶことが重要である。」

 学ぶことが多すぎて困ってしまう。学校外だと野放し状態で心配だから,とりあえず学校の範疇に入れてしまいましょうかという風にも見える。もはや学校が責任を負えるキャパシティ(そんなものがあるかどうかも怪しいが)を超えている。

 義務教育費国庫負担金の一般財源化問題に関する審議は平行線。中間報告は両論併記だそうだ。とりあえず地方団体の代表が頑張った痕跡を残して,最終答申で苦々しく堅持の答申に持ち込むらしい。

 ネット利用の平均時間が新聞閲覧の平均時間を少し上回ったのだという。私は少なくとも新聞をとっていないので,比較するまでもなくネット利用ばかりだが,眺めて終わることも多くなったような‥‥。とにかく,ネット利用は少なめにしなくては。