2011年11月30日は作家マーク・トウェインの生誕176周年だそうで,Googleはいつものように偉大な故人にトップページのイラストを捧げている。
Googleのイラストをニュースのネタにしているところは多いが、「ゆかしメディア」の記事は興味深い逸話を紹介していた。
マーク・トウェインは1835年に生まれたそうだが、その年はハレー彗星が巡ってきて観測された年だったそうである。面白いことにトウェイン本人は「自分はハレー彗星とともに地球にやってきたので、ハレー彗星と共に去っていくだろう」と言ったのだとか。
そしてその言葉通り、次にハレー彗星が観測された1910年に亡くなったという。実際は享年74歳ということになるが、ほぼハレー彗星の周期(76年)というわけだ。
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こんなエピソードを聞いて,あらためて自分の死にゆく時期がいつごろになるのか考えてみたりする。
途中のアクシデントが無いとして,80歳まで生きるとすると残り40年間。つまり,2051年頃まではこの世に留まる可能性があるということだ。
2050年前後は,もう気力も体力も失せていることだろうから、迷惑をかけない程度に生活できればと思う。
2040年くらいは,人生の後片づけと引き継ぎをする覚悟をしないといけないだろうから、まあ,自分の人生と向き合って,ああだこうだ考えることにしよう。
2030年くらいは,上の世代として下の世代を見守り育てていく必要があるのだろう。自分のことだけ考えてるわけにもいかない。
2020年くらいは,自分の関心を中心に据えられる最後の時期だろうから,ここで踏ん張って燃焼しないといけないかも知れない。
2010年は,ああ,闇雲に慌ただしいだけの日々だったな…。
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2050年代には,どんな世の中になっているのか。
1970年代に生まれた人間にとって,2010年代でさえ摩訶不思議な時代だと思える。それほどではないとしても,2050年もいろいろ変わっているのだろう。
私たちが目の前にしている小学生の中には,2100年に人生が届くかも知れない子もいるかも知れない。
想像すら難しい時代を,子どもたちには生きてもらわなければならない。そう思うと,今の時代に生きることがなんとなく心苦しい。