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令和四年皐月十九日

開発作業が一段落した。

まだ取り組みたい開発案件は残っているので,しばらくはこうした作業を続けていく。

昨日あたりから外部からの連絡が急激に増えた。今年度の様々な計画が動き始めたということか。

お声掛けいただくことは素直に有り難く思うし,その度に区切りながらお引き受けしたいと考えている。とはいえ,代わり映えのしない全体構図の中で再生産のための仕事をするだけなら,次代の人たちに任せたい気持ちもある。この国はいろんな事柄がずいぶん停滞したままじゃないかな…と思う。

学校に情報端末が児童生徒数規模で導入されて数年経つという時間の流れである。

こういうときの説明概念としてロジャーズのイノベーション普及理論における5つの採用カテゴリーとか,米ガートナー社のハイプ・サイクルとかがある。またPuentedura(プエンテドゥラさん?)のテクノロジー統合融和の段階モデルも時間を追う形で用いられることがある。

自分や他人の現在地をどこかにあてはめて考えると,これらが周辺的なものへの理解を助けてくれる。

クラウド前提の情報端末環境は,まだまだ多くの人々を招き入れる段階にあるし,ここから苦い経験を積み重ねて沈殿するものを踏み固めたり,あるいは勢いあるうちに跳躍してみたりする長い時間が待ち受けている。

マクロには,少し気長に眺めているのが良策かなと思っている。

ミクロには,クラウドが全体に提示された状況下で,ローカルに面白味が感じられるタイミングかなと思う。

この場合のローカルは,学校内ネットワークとかではなく,学級内ネットワークというか。もっと言えば近距離通信を利用する場面で想定されるような「この場」のイメージである。

みんながクラウドに目がいっている状況で,至近距離を結ぶローカルなネットワークをコネコネするのが,密やかさを含んだ面白味を生むのではないかと感じている。

そのための武器としてRaspberry Piのような小型コンピュータを導入することを推していきたい。

残念なのは,現在,Raspberry Piも含めた電子機器の在庫状況が厳しく,価格高騰もあって,入手が困難であることだ。そうした状況が改善することを願う。