宴の終わり

 あちこちの現場はそれぞれに盛り上がっていることだろう。連休最終日,名古屋は秋晴れ。強い風が吹き抜けてはいるが,そのおかげで上空の雲が洗い流される。万博会場も元気いっぱいにぎやかなことだろう。
 今年3月から開催されてきた愛・地球博が本日閉幕する。厳しい前評判にもかかわらず次第に入場者数を伸ばし,目標を大きく上回る成果を上げたようだ。大なり小なり,様々な興味深い取り組みや催しも行なわれ,まずまずの結果として評価されるのかも知れない。
 当然私たちの関心は,物事の始まりだけでなく,物事の終わりにも向けられなくてはならない。環境博と銘打ち開催された以上は,終幕後の環境への配慮がどのようになされるのか,興味津々である。私の最寄り駅であり,会場への交通機関リニモの乗換駅でもある藤が丘では,さっそく明日からリニモ待合いスペースを取り壊しにかかる。しばらくは万博の後片付けに付き合わないといけない。


 徳島では日本教育工学会の第21回大会が今日まで催されている。関係者の皆さんのブログからちょこちょこ流れてくる情報を眺めてみるが,やはり行かないと雰囲気はわからないものだ。
 学会大会への参加について,以前にも他の学会について触れた駄文でも書いたが,大会を催すそのものの意味を問い直す必要もあるだろう。以前は,大会に参加してもらうために魅力的な運営をするにはどうすればいいのかという問いかけであった。ただ,今回事情で参加できない立場として,進行している大会の様子をリアルタイムで知る方法はないものかと思ったりもした。工学系なんだから,インターネットの力を使いこなしてもいい。
 分厚い大会論文集はCD-ROMになるのはもちろん,大会会場内の無線LANおよびインターネットで会場外からも閲覧が可能で,さらに点在するWebカメラで各課題研究やシンポジウムの様子をストリーミング配信する。これくらいのことは,技術的に可能だし,コストも以前に比べれば安いものだ。大会論文集の印刷部数を抑えて(その代わり参加者から安価な無線LAN使用料を取って),環境問題にも配慮したってことなら,教育工学会らしいし。必要ならストリーミング視聴からも安価に料金を取ってもいい。日本教育工学会,君ならできる!
 そんなわけで,私は自分の家に閉じこもって,9月最後の週に待ちかまえている備える。明日からは非常勤先で後期講義も始まる。それからあれとか,これとか‥‥。なかなか賑やかな日々だ。

宴の終わり」への2件のフィードバック

  1. 落伍弟子

    CIECのPCコンファレンスは、冊子は別売ですね。参加者はCD-ROMをもらえる。
     フリーアクセスコーナに行けば、無線LANが使える。
     JAINコンソーシアムの時代から、セッションの間中LANで自分のホストに接続しながら、自分の順番がくる直前までスライドに手を加えて、手はノートPCのキーボード、目は発表者とスクリーンと、モニタを行ったりきたりだし。セッションのストリーミング中継もよくやってたし。
     インターネットの教育利用といいながら、学会自身がそれをやってないんじゃしょーがないじゃん。Interop自身がショーネットといって実験の場を提供しているのとは大違いだなぁ。

  2. りん

     試みはいくつもあったんですよね。当時ご苦労されたよりも,今ならもっと簡単かつリーズナブルに出来そうなんですが,それをやる気力の方が,技術発展と反比例して減退しているのかも知れません。
     誰か若手で,「先生,やりましょうよ」と元気に取り組んでくれる人はいないものですかね。私が自分の職場で忙しくなければ,カリキュラム学会から手をつけてやるのにと思います。なにしろe-Japanですからね,いつか必ず実現させて見せます。

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