短大にクラス編成があるのを珍しく思う人もいるだろう。大学といえば個人個人が独立して授業を履修したりしなかったりするのが一般的なイメージだ。ところがそれぞれの学校にはそれぞれの伝統文化があって,ウチはクラスがある。
知らない者同士が新しいクラスに属して,これから一緒に過ごすことになる。関係づくりはなかなか微妙な問題だ。女の子達特有の難しさもあるだろう。とにかく,入学早々にクラス発表をしなければならず,何を発表するかなどを含めて,出会ったばかりのクラスメイト同士が話し合いをすることになった。ここでうまくいくかどうかが,今後のクラスの雰囲気を左右する。
係りになった学生が司会進行。私は(当然だけれども)なるべく口出ししないで,ラフに見守ることにした。はしゃぎながらあれこれ発言してくれる学生たちが居る一方で,司会担当の学生が決め事を小分けにして固めていく性格であるおかげで,一部の意見に流されることもなかった。途中,何度か不安で茶々入れもしてみたが,後半では別の学生がリーダーシップを発揮してくれて,発表内容やグループ決めなど,自分たちでパタパタパタと決めていったのは頼もしかった。(まだ自己紹介も十分にしてないのに)同じクラスとしての連帯感が垣間見られたかのようだった。
いやはや,私にとってはかなり感動的である。もちろん,学生の同士にも微妙な温度差みたいなものがまだまだあるのかも知れない。とはいえ,全員それなりにやる気になっている様子であるから,発表に向けた練習の努力や作品の完成度,それから達成感が味わえれば,お互いを高められるクラスになるんじゃないかなと期待している。
そうは思うものの,考えてみれば新年度がスタートしてまだ一週間も経過していない。むしろ困難や障壁はこれから本格的にやってくると考えるのが自然。気楽に構えらるようになるのは,当分先になりそうだ。うまくいくことを祈ろう。
「雑記」カテゴリーアーカイブ
20050405
○7:00頃出掛け。今日は暖かいのでスーツだけで。電車の中で『現代思想』を手にするも眠気。
○新入生ガイダンス。教務関係の説明。履修の仕方を聞くもチンプンカンプンの様子。大丈夫?
○昼食。昨日の失敗を取り戻すべく先回り。一番に食にありついた。その後,今日も長蛇の列。はぁ。
○クラス指導。行事でクラス発表する内容を話し合い。学生に任せた。みんな,よい感じで協力的。
○付属幼稚園へ。貸出し中のパソコンが故障とのこと。スクーターを借りて引き取りに行った。
○授業準備。明日から授業。プリントの準備などをしなければ。始めはガイダンス程度だけど。
○PC教室セッティング。MacOSX Serverで新たにファイル共有。固定プロファイルの設定。
○23:00過ぎ帰宅。胃に何か入れて,資料づくりの続き。早く寝たいよ。
20050404
○7:00過ぎ出掛け。小雨がぱらつき,寒い。コートに手を伸ばしてしまった。
○新入生ガイダンス。学生生活に関する一通りの説明がなされていた。途中,ホームページの作業。
○昼食。作業を終えて食堂へ行くと,新入生の長い列。しまった,遅かった。昼食にありつくまで25分。
○学科ガイダンス。この時期行なわれる合宿行事などについて説明。学生達もだいぶ聞き疲れ。
○クラス指導。各種委員の選出をする。どうやって決めようか悩むが,全員何かしらやることにさせた。
○PC室準備。授業で使うPC教室の準備がまだ完了していない。微調整が残るが今日は時間切れ。
20050402
○7:00頃に出掛け。夜更かししたので眠たい。土曜のFMラジオ新番組を聞きながら支度。
○職場近くの駅。バスが土曜日ダイヤもあって,新入生が迷っている。乗り場を案内。
○入学式。カメラ片手に撮影をしながら新入生や保護者を誘導。みんな明るい雰囲気で好スタート。
○学科別ガイダンス。クラス指導担当なので,受け持ちクラスとご対面。とにかく出だし肝心だ。
○クラス写真撮影。緊張のため笑顔が硬いといわれる。でも,顔を緩めるとだらしなくなるのが怖い。
○IMC業務。担当メンバーによってWebサイトリニューアル。その後の微調整をさせてもらう。
○帰路。書店に寄って教育関係書を購入。概論書をあれこれ。どれも単価高くて,また懐が寒くなる。
○10時頃帰宅。食器洗いをする。今夜はインスタントラーメンで節約。テレビを見ながら食べる。
20050401
○6:40出て電車通勤。朝食抜きなのは,今朝から健康診断のため。
○健康診断。付属幼稚園で働く教え子達に久しぶりに会う。世間話に花が咲く。
○辞令交付式。まともに研究成果を進展させていないのに,助教授に昇任してしまった。悩ましい。
○お昼。時間内のでカップ麺。「すきやき味」は初めてだったが,気に入った。買い置きしておこう。
○教授会。改めて新年度の人事紹介と挨拶がある。若手の新規採用は少ないが,頑張って欲しい。
○学科会議。新年度の準備で課題山積。明日は入学式だから,そのための打ち合わせもある。
○メディアセンター業務。机の書類を整理するのに明け暮れた。紙書類排除作戦を展開中。
○23:00すぎ帰宅。明日の朝食の食パンと牛乳を買って帰った。
H16年度→H17年度
年度末,いくつものお別れがあれば,新しい出会いもやってくる。慌ただしい時間を過ごし続けている私を横目に,周りの人々はすっかり入れ替わっていたりする。先日も,2年ほど在職して去っていくスタッフを,今年度入ったばかりの人たちとともに,見送るための食事会をした。寂しくも楽しい会であった。
卒業生達も明日からは立派な社会人。教育現場で活躍することになる者が多いが,その直前をどんな気持ちで過ごしているのか。緊張したり,不安になっていないだろうか。研修期間の間に,すっかり慣れてしまった人もいるかも知れない。それぞれがまた新しい歩みを始める。次代の子どもたちのためにしっかり頑張って欲しいなと,教育職の遠い同僚として願う。
新しい年度の準備もするものの,細々として雑多な事柄に手間取っている。一度全部,リセットしたい気持ち。今日は来年度のためにいろいろと部材を買い出しに出ようかと思っている。
闘う場所
賑やかな広島の夜を過ごした後,大阪では優雅なパーティー。懇親会の雰囲気も対照的な2つのお出掛けだった。私自身はどちらも好き。そんな優柔不断さを持つ。ん?柔軟性があるってことにしましょうか。
大阪での懇親では,初めての方が多かったにもかかわらず,皆さんとても仲良くしてくださるので,とても居心地が良かった。そういう場面に迎えていただけることに感謝。あまりに快く迎えてくださるので,むしろ気後れしてしまう面がないわけではないけれど,気負わず自分なりに関わっていければよいなぁと思う。
ワインと素晴らしい手作りイタリアン料理に舌鼓を打つ。一線で活躍している皆さんの雑談は,背景とかさっぱりわからないが,想像しながら聞くだけでも楽しい。なにしろ刺激を受けるし,勉強にもなる。NHKで活躍している人,パロアルトに憧れている人,名古屋に引っ越しに来る人,大学院に進んで学べることに期待を抱いている人などなど,活躍の場がとても賑やかな人たちと一緒に過ごすひとときに酔いしれていた。本当に皆様に感謝。
広島の放談
さて,土産話シリーズ。この3月は福井へ出掛け,広島へと向かい,大阪にお邪魔するなど,研究関連の出張(と懇親)が続き,「ああ,僕も研究者でした,忘れてました‥‥」という気づきを得るような時間を過ごした。なにしろ自分で自分の肩をつかんで「研究者の俺,起きろー!」と振り揺らしてみても,寒がっているか,「いやいや」しているようにしか見えないし‥‥。
広島とくれば,もちろん,W先輩に会うのが目的。なんだかんだとご無沙汰してる罪滅ぼしもあるし,なによりお祝いを直接述べたかったこともあるし,今後一緒に研究分野でも協力しようということでそのためのお話もする必要があった。地震のために少し遅れた新幹線を降りて,お待たせしていた先輩と再会。少しばかり打ち合わせした後,大学院出身や所属しているHくんやKくんと合流し,その夜,広島で飲み歌い明かした(え〜っと,「ほどほど」です)。
ブルー・スノー
職場の行事をそそくさと後にして,そのまま福井に向かった。今週末も福井出張である。福井大学の学生さん達の前で少々お話をするのが仕事。ここ数年,毎年呼んでいただいている。感謝感謝。
ところが,今週末の日本海側は強い寒気のために大雪。先週は暖かかったし,数日前までは春のような陽気だったと現地の人たちも言っていたくらいなので,あまり寒さ対策をせずにきたのは失敗した。寒いです。
そんな風に身の寒さもこたえるが,心の方も寒くなることがあって,なんともブルーな気分。私のパブリックな部分が,プライベートな部分をどんどん食い尽くそうとしているようだ。何がパブリックでプライベートなのか区分けの問題はあるものの,日々の「意欲」や「鋭気」みたいなものを充電できる時間がほとんど無いことは確か。湯船を空焚きしているような状態である。誰か水入れてぇ!
車窓から眺める景色は,夜のとばりのせいで降りゆく雪しか見えていない。自分の先行きを暗示でもしているのか。旅の友もなく,独り揺られる座席の上で,あれこれ考えあぐねる時間。まだ頑張れるのだろうか。
ビジネスの世界はいと難しきなり
ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビの攻防戦は,株式市場の様々なルールを駆使したパズル解きのような手段を次から次へと繰り出して,そのからくりに感心する一方で,あまり生産的でない様相も呈している。日頃,マスコミのパターナリズムがもたらす弊害を嘆いている立場からすると,ライブドアがちらっと見せてくれた「あぐらをかいていたマスコミへの一撃」劇は,「この日本でも何かを変えられる余地がある!」と希望を抱かせる痛快な出来事だった。
報道機関は,社会の公器であるという認識から,一企業がマネーゲームによって経営支配することはそぐわないとか,外資が一定割合以上の株を持ってはいけないとか,そういう理屈がある。しかし,はっきり言えば,そんな建前で守られるほどの器が今日のマスコミにあるとは思えない。所詮,利益追求体であり,広告代理店と共謀して日本人の脳みそを馬鹿にしてきた前歴がある。しかも,8チャンネルは見るだけで馬鹿になると揶揄されたテレビ局だ。インターネット企業と協業して,羽目を外すことくらい,お家芸で軽くやってくれればいいだろうに,結局,その裏で自分の取り分をしっかり確保している人間がわんさといることを再確認できたまでか。
ライブドアにしても,インターネットの可能性を熱心に信じて取り組んでいることには共感するが,若い企業ゆえだろうか,一つひとつ表出してくるものに成熟さや思慮深さが足りない。だから,パターンの蓄積を持つ先輩達に軽んじられるのであろうし,熱意がいまいち伝わらない。とにかく,この騒動からは世代の違う集団が関係を取り結ぶに伴う諸々の問題や課題を見出せるし,だからこそ個別具体的な衝突よりも,今後日本で生きたり働いたりすることの姿や質とは何かを考えるのに絶好の話題だと思う。