あっという間にエンディングである。学校視察も終え,当初予定していた他州の学校視察はなくなったので,これから帰国するところ。長いような短いようなアメリカ滞在も,大阪行きの便に乗れば終わりを迎える。
学校の視察先は,紹介されたわけではなく,日本で有名というわけでもなく,リゾート地のど真ん中にあるとも知らず,ネットの検索でたまたま見つけた学校だった。学校のWebサイトからも取り組みへの積極性が感じられたことから,候補に挙げた次第である。日本ではほとんど知られていないというか,ごく普通に日々を送っていた学校に突然コンタクトをとったというわけで,結果的に新規開拓したことになる。それもこれも今回助手を買って出てくれたT君のおかげだ。感謝感謝。
学校視察が終わってからのフロリダは雨模様。リゾート気分を満喫するには残念な天気ではあったけれども,十分すぎるほど観光もした。罰が当たりそうだが,日頃の努力に対するラッキーなご褒美だと思えばいいか。
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ケネディ宇宙センター
学校視察が一段落ついて,さてどうしようか思案した結果,ケネディ宇宙センターへと出かけることにした。もっとも,出かけるのが遅くなってしまい,到着したときには閉館の1時間前。それでもハイウェイを走ってわざわざやってきたので,ビジターセンター周辺だけでも見学することにした。
「ケネディ宇宙センターへ出かけることにした」なんて簡単に書いているが,まさに宇宙開発の第一線。アメリカの宇宙開発プログラムが進行している,その本拠地に行くのである。それは少年の日の夢であり,夢から覚めたような今でも,ある種の感慨を持って訪れないわけにはいかない。
延々と続く道路を走り続けると,やがて大きな川へと差し掛かり,左手前方彼方に有名なシャトル建設ビルが見えてきた。一気に気分が高揚する。さらに走って,私たちの車はVisitor Complexという場所に到着した。そこにはビジターセンターと宇宙開発に関する展示施設がある。本来ならば,2時頃が最終出発のバスツアーに参加して,広大な範囲に散らばる宇宙開発施設を見学することができるのだが,閉館間際なので割引チケットでビジターセンターの入館だけ。
それでも本物の宇宙飛行士によるトークショーや歴代ロケットやスペースシャトルの実物大展示など見ることができた。先日の駄文にも書いたように,スペース・サイエンスの社会教育についてNASAは積極的であり,この場所はその中枢。NASAの6大事業の一つとしても「教育」はしっかりと掲げられている。少しばかりそんなことを気にしながら,宇宙センターを楽しんだ。
デトロイト空港にて
11時間ほどのフライトの末,経由空港であるデトロイト国際空港に到着。入国審査をなんとか通り抜け,再度荷物検査をして,搭乗口前待合室にいる。空港にあるHotSpot(無線LAN)サービスで接続しているわけだ。便利便利。ちなみに一日利用料金は6.95ドルである。
と思ったらバッテリーが少なくなってきた。これからフロリダへと飛ぶ予定。入国審査は,左右の人差し指の指紋を採ったり,Webカメラで顔写真を記録したりと,前来たときよりも厳しくなってきていた。でも順調。
ちなみに,デトロイト空港はあまりに横幅が広いので,屋内電車でターミナル内を移動できる。ターミナル同士を連絡するものはよくあるが,屋内列車があるのは珍しい。それから,確かめてはいないが,デトロイト空港ってもしかしたら映画「ターミナル」の舞台か,モデルになった空港じゃないかと思う。そっくりなロケーションがあったから。
出発前夜
少しでも余裕を持って飛び立つために前日から大阪入り。関空利用は初めてなので,その方がいいと判断。それと今回の旅の友である大学院生のT君との前日打ち合わせもしたかった。大阪の街とあまり縁がなかったので,まったく地理がわからない。ホテルもどうしようかと困って,T君と同じ大学院の奥様院生のIさんに相談したら,とても洒落たホテルをお得な価格で紹介されたので,そこに宿泊することにした。
というわけで,ホテルについて,T君とIさんと一緒に夕食をする。今回の視察の件を始めとして,いろいろな教育談義にも花が咲いた。たとえば教育と宗教の関係について。これはなかなか興味深い議論ではないかなと思う。その辺の詳細はまた次回に書くとしよう。
思うに職場ではこういうコミュニケーションをしていないから,どんどん考え方が凝り固まってしまいがち。こういう機会にいろいろおしゃべりできるのは,自分の考えについて相手の反応を見られるという点で,とても大事だなぁと思った。感謝感謝。
韓国・釜山にて
韓国は釜山に来ている。滞在しているホテルのビジネスセンターにEthernetケーブルがひょろっと伸びているので使わせていただいている。公衆無線LANサービスもあるようだが,成田ワイヤレスのようにその場で決済できない。
さて,腰を据えて書くべきことがたくさんある。今回参加した日韓合同・教育メディア国際会議の感想を始め,私自身も海外の方を相手に質疑応答に臨んだのは初めての経験であるから,それについても山ほど反省や考察を書かなければならない。韓国・釜山という街については十分堪能できていないものの,その印象についても書きたい。ただ,ビジネスセンターで短い時間に思索しながら書くのは,ちょっと難しいので手短に。
成田ワイヤレス
そんなわけで成田空港に来ている。昔は公衆電話,それから携帯電話にケーブルでつなぎ,最近はPCカードやUSBでPHSか,私はやっていないがBluetoothで携帯を操る人もいるだろう。それがいまは公衆無線LANがあって,お金さえ払えば快適に接続できる。
すでにどこかの会社と公衆無線LAN契約している人は,自分のアカウントで接続できるだろう。私はまだどことも契約していないので,その場で電波に接続して,1日使用権をクレジットカードで購入して使っている。まったく,インターネットとクレジットカードの組み合わせは,商売人にとっては有利で便利な決済手段だ。私たち利用者にとっても便利と言えば便利だが,こまめにお金を使ってしまうので,いつまでたっても貧乏である。
これから行く韓国・釜山はインターネット接続環境がそれほど良くないらしい。インターネットカフェとか,それぞれの場所でパソコンが接続はされているようだが,訪問者が気軽に接続できる環境はまだまだのようである。ま,それも本当なのかどうなのか,今回の旅でいろいろ確かめてみたい。残念ながらソウルには行かないので,ソウルの様子はまた次回という感じである。
それでは,行ってきまーす!! と思ったら,飛行機がちょっと遅れるのだとか。う〜ん。
韓国・釜山へ
とある国際会議に出席せよとのお達しをいただき,釜山へ出かける。いつかは行ってみたい国であった韓国に,こんなに急に行くことになってしまい。何の準備もないまま明朝から出かける。準備がないのはいつものことだが,せめてハングルを勉強してから出かけたかった。まるでチンブンカンブンなんだもん。
それにしても海外へ出かけるのは,だいぶ久しぶりだ。もちろん,あっという間につくお隣りの国なのだが,海外は海外。海外で公的かつ国際的な催し物に参加するのはこれが初めてなので,恥や失敗を覚悟でいろいろ学んできたいと思う。いかに自分がローカルな場所に留まって長い時間を浪費してきたか,嫌というほど実感する旅になるだろう。まだまだこれから気を引き締めなくては。
韓国からの更新は,向こうのインターネット接続環境次第。無事に帰ってこられるとは思うが,一歩外に出たら何が起こるかわからない世の中である。とにかく頑張ってこよう。
本当のジェットコースター
遊園地にはそれほど縁がなかったので,これまで絶叫乗り物にも自動的に縁がなかった。しかし,担当するクラスの日帰りレクリエーションに連れられて,ナガシマスパーランドというところに出掛けた。長らく中部に住んでいるが,初めてである。
縁がないので,乗り物が好きなのか苦手なのかという自己判断も薄っぺらい状態。挑戦心だけは人一倍だが,今回はカメラマンの仕事を仰せつかったので,しばらくは学生達が楽しむのを眺めていた。いやはや,「ホワイトサイクロン」というジェットコースターは,見栄えもなかなかの迫力である。後で挑戦しようと思った。
しばらくしてから,いよいよ何か乗り物に挑戦しようと思い,たまたま近くにあった「ジャイアント・フリスビー」なる乗り物に,誘われるまま喜々として乗り込んだまではよかったが,これが最悪の選択であった。
はじめてのHills
東京出張,本日のお品書きは「東京研究」と「講演会参加」だ。主菜は情報教育に関連する「講演会参加」なのだが,午後からなので,前菜として「東京研究」。要するに街角探検をする。
ところが,昨夜からあいにくの雨。五月雨の季節だからだろうか,晴れって言ってなかったか,天気予報さん。雨の中を歩くのは避けたい。さりとて,歩き回ってナンボの東京探検。あれこれ考えて思いついた研究対象は,「六本木ヒルズ」だった。そうだ,まだ行ったことがない。
そんなわけで,ライブドアだとかのIT企業や外資系投資銀行などがオフィスを構えていることでも有名で,フジテレビのドラマ「恋におちたら」の舞台でもある六本木ヒルズへと乗り込んだ。
東京メトロの日比谷線六本木駅で下車すると,あらら,駅は工事中。六本木ヒルズの入口となるべく生まれ変わる最中のようだ。そんなエリアを抜ければ,おしゃれなイメージに合う近代的な施設へと紛れ込むことになる。
いやもう,完全にお上りさんなので,素直にヒルズ・ツアーに参加することにした。訪れる観光客のためにツアーが用意されているのだ。ご存知の方も多いと思うが,六本木ヒルズは辺り一帯の施設全体の呼称であり,その中心にそびえ立つのが森タワー。その高層階にある展望施設と美術館などをメインとしていくつかのツアーメニューが設定されている。とりあえず一番間近に出発するツアーを選ぶことにした。