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長月一七日

 明日から東京出張。連休中にある学会に出席するためである。

 東京から徳島に完全に引っ越したはずなのに、何故か細々とした用事らしきものがちょこちょこと残ってしまうもの。6月から毎月一回は東京に出かけてきた。

 たまに行くから素敵な街・東京を、この数ヶ月は(仕事込みとはいえ)贅沢に堪能したのだと思う。まあ、相変わらずの貧乏性だから、することといえば書店巡りか、街散歩くらいではあったけれども…。

 今回の出張で用事が済めば、これでもう東京に出かける用事も尽きる。また、しばらくは閉じ篭って、職場の仕事ももちろんだが、自分自身の気持ちの焦点化に集中できればと思う。

鳩山政権の公約違反の始まり

「記者クラブ開放」の約束は嘘なのか – 池田信夫
http://agora-web.jp/archives/749649.html

その他,関連情報多数…

 政権の切り替わりで後手に回っていると考えられなくもないが,これは一番最初のお灸として,ちゃんと話題として取り上げておくべきだろう。会見をあらゆるメディアに対してオープンにしていくという公約が始めから反故にされた。

 この公約は,政治に対するチェックのために必要であるというだけでなく,むしろ政治を伝えるマスコミ・メディアのチェックのために必要な公約である。

 これまで,教育分野に身を置いてきた私たちは,マスコミ報道のいい加減さや理解の狭さに大いに振り回され,悩まされてきたのではなかったか。それを是正するためにもマスコミ・メディア報道のチェックが出来るように別の系統・チャネルのメディアによる取材活動や情報伝達の道筋を確保することに,むしろ人一倍敏感でなければならない。

 あちらこちらでこの話題が書き込まれて,もちろん正直うんざりする部分もあるが,だからといって,この大事な点についておろそかにしてしまえば,多くの人々が何かしらの思いで投じた一票一票が,無駄になってしまうことになる。

 オープンであること。これは政治や教育ももちろんそうだが,メディアにとってこそ大事な条件である。この問題が,よい方向に解決され,政治とメディアと私たち国民のよりよい緊張関係が保たれることを望む。

川端文部科学大臣就任

 鳩山民主政権が誕生した。朝から国会は大忙しで,決まれば天皇陛下の出番で首相を親任する。そして真夜中に17名の大臣が連続会見を行なっている。

 私たちのフィールドである教育分野に関係する閣僚は多いが,メインは文部科学大臣。そこに就任したのは川端達夫議員である。というわけで,川端文部科学大臣の会見も流れの中で行なわれた。

 ちなみに藤井財務大臣はご高齢で「どうかな〜」と思っていたが,記者質問の受け答えは上手で,さすが元官僚。仕事に関する頭の回転スピードは歳をとっても衰えないらしい。福祉に理解を示している点で,教育予算に対してもそれなりの理解を示してくれるのではないかと思うが,それは国家戦略室の菅氏の権限も関係するかな。イデオロギー省庁としての文部科学省が国家戦略室(局)とどう渡り合うのか,その辺が注目点である。

 川端文科相の会見は,少々パンチの欠けたものであった。学校教育をめぐる問題として「学力低下」「いじめ・不登校」「教職員の不祥事」を挙げるという語り口もだいぶ古くさいし,記者の質問への返答も明瞭ではなく,何をどうするのか明確には示さなかった。

 正確な内容は報道に譲るべきだが,曖昧な記憶に基づけば,鳩山首相からの指示書の内容としては

 ・高校の無償化,大学院教育の充実などによって,意思ある人々が教育を受けられるようにすること
 ・教員の改善などによって教育の質を向上させること
 ・世界の中で日本が科学技術によってリードできるような教育

 というものらしい。指示書がこのようなおおまかなものだから,具体的に何をどうフォーカスすべきかはこれから議論するというのは仕方ないことかも知れない。

 記者質問は次の4点だった。

 ・全国学力調査を悉皆調査から抽出調査にするのか
 ・教育免許更新制をどのようにされるのか
 ・日教組との距離感はどのようになるか
 ・メディアセンター(国立メディア芸術総合センターのこと)について

 いずれの質問に対しても,民主党のマニフェストにおける議論で扱われたことを述べ,そこに示された方向性の確認といろいろな立場の意見を踏まえて議論をしていく必要があるという返しで終わった。それぞれに対する返答の断片は次の通り。

 ・学力調査に関しては,目的にかんがみれば抽出調査でよいのではないか
 ・教員免許更新については,教員の質の向上という目的にかんがみて免許制自体を6年制にすることを議論してきた。不適格教員に対する措置に関しては,別の方法で行うことの方が正しいアプローチだと考える。
 ・日教組との関係は,広くご意見を聞く中の一つの存在として
 ・メディアセンターは税金の無駄として整理するという議論をしてきたので対応するが文科省以外も関係する

 事前報道などで出ていた「いつまでにする」「こうしていく」といったような話は極力避けたのがわかる。

 ただし,すでに先般の補正予算の執行に対して一時中断をするように文部科学省から指示があったという報道も流れてきている。予算執行がキャンセルにならないことを祈るしかないが,本当に白紙に戻ることになったら,スクールニューディールは,地震対策の耐震工事を除いて頓挫してしまうことになる。e-Japanのときもそうだったが,つくづく「教育の情報化」は運が付いてないというか,呪われているというか…。

 国民にとっては,教職員のパソコンが導入されるされないとか,電子黒板が配備されるされないは,ほとんど意識されることが無いから,仮にキャンセルになっても一番文句が出ないところだろう。地震対策の耐震工事のように命に関わることではないから,またICT機器的にプアな学習環境の継続を強いられる。大所帯になった日本教育工学会は,国民に代わって何かメッセージを発信するだろうか。う〜ん,しないか…,みんな上品だから。

 川端文科相の真価はまだ見えないが,よりよい教育よりよい学習環境を意思ある人々に提供することに本領を発揮してもらうには,まだまだ時間がかかりそうなことだけはわかった。

 とにかく,遠く遠くでエールを送りつつ,こちらはこちらで草の根から盛り上がっていきたいと思う。

学会参加サポートアプリの可能性

   

 9月19日から21日まで東京大学本郷キャンパスで日本教育工学会が開催される。私も昨年の発表の決着を付ける必要もあるので発表をする予定である。

 その準備もしなければならずノロノロと取り組んだりしているが,やはりどうしても現実逃避という悪い癖が抜けない。最近はプログラミングを復習したりしていることは,先日も書いた通りである。

 何をプログラミングしていたのかというと練習課題のつもりで「日本教育工学会・大会参加サポートアプリ」というものをつくってみた。ご覧のようなガイドアプリである。

 まあ,こんなのWebを見れば済むことでしょ,というのが現実。でも本当は,現在時刻と連動して,同時進行している発表が一覧できたり,予め聞きたい発表をマークしておいて,自動的にナビゲーションしてくれるような機能とか,発表に関するメモを記録する機能とかを組み込むと便利かなと思っている。

 いや,iPhone上で学会発表一覧を眺めると,意外とタイトルを見入ってしまうのは自分だけ?とにかくいつもの調子で手元で学会の内容を確認できるのは,なかなか新鮮な感じがするのである。最近は大会原稿集をCD-ROMで配布するようになってきたのでありがたいが,モバイル機器向けのWebサイトやアプリもあったら嬉しい。(誰がそんなコスト払うねん!という突っ込みはまったくその通りです,ははは…)

 残念ながら,このアプリは当日までには間に合わず。用意できたデータは一部だけだし,デザインもやっつけだし,プログラミングの最適化もしていないので,しばらく使うと遅くなってくる。まあ,本当に見かけデモレベル。それでもしっかりiPhone上で動いております。さすがに当日には間に合わないのでアプリ配信の予定はありません。あしからず。

 まあ,ここでご紹介するにとどめて,このノウハウは次なる研究に注ぐことにします。

 おっと学会発表の準備をしなきゃ…,あ,明日の授業の準備も忘れてた。う〜ん。

ウィークタイズ

 自分の理想としていた在り方にちゃんと名前があることを初めて知った。よかった,知ることが出来て…。

 誰かにとってのウィークタイズであれれば,それが一番いいと思う。そうなることも難しいけれど。

ツールを扱う日常が学校にあること

 カメラ付きiPod touchのもつ爆発力は,実は,Appleが得意とする教育市場において可能性が眠っている。

 高等教育におけるMacBookなどのノートパソコン普及が高まっていることは,すでによく知られている。ネットブックの登場もは価格面で,それを押し広げる可能性を持っている(もっともネットブックを大学の勉強のために多くの学生が手にしたという話題はまだ聞いたことが無い…)。情報伝達の道具でいえば,学生が個別に持っている携帯電話の普及率の方が高いであろう。

 しかし,カメラ付きiPod touchのようなモバイル端末は,まったく異なる利便性を提供するツールとなり得る。それは,学生自前の携帯電話回線に頼ることなく無線LAN通信が可能で,ノートブックやネットブックのようにフタを開く手間なく情報を引き出すことが出来る。さらに写真や映像の記録機能が,講義における活動を広げる可能性を付与する。

 こう考えると,学内(あるいは無線LANのある場所)における学生達のサポートツールとして有用である。

 小・中・高校教育ではどうだろうか。

 情報活用能力や情報モラルの育成は,小中高の教育において重要課題となっている。そのためのツールとして,教室にパソコンと電子黒板(電子情報ボード),やがて子ども達一人一人に扱ってもらうためのキッズパソコン(ネットブック)が目論まれている。

 ところが,もっとも身近な情報ツールである携帯電話の扱いは混乱している。
 
 小学生の携帯電話普及率は低く留まっているとはいえ,利用開始のタイミングは家庭の事情によってバラバラ。このことが,子ども達の中に携帯電話への習熟度の差違を生み出し,必然的に教え合いの機会を生成する。

 このとき,子ども達独自の教え合いの場と学校における情報教育の場がうまく噛み合うことが期待されるが,さきほど指摘したように子ども達の携帯利用開始時期がバラバラということは,五月雨式に子ども達が携帯電話との関わりを始めるということであり,授業としての情報教育という考え方では個々の子ども達への適切な介入が間に合わない可能性を孕んでいるのである。

 これに対処する一つの方法として考えられるのは,学校側が子ども達に向けて携帯電話に匹敵するツールを提供することである。その具体的なものとして「iPhone」があると考えている。Google携帯でももちろん構わない。

 しかし,iPhoneもまた携帯電話である。そして携帯電話を学校が提供することは難しい。そこには携帯電話回線の契約や料金が関係してくるためである。

 そこでこの困難な部分を取り除いた「カメラ付きiPod touch」が重要な存在となってくるのである。

 カメラ付きであることの利点は,初等中等教育の実態を理解している人々には釈迦に説法ではあるが,児童・生徒が自ら撮影した写真や動画を教材とすることに,大きな可能性があるからである。

 カメラ付きiPod touchの有用性は,携帯電話の主要な機能を再現できることにある。

 メールの送受信,Webへのアクセス,カメラ,録音,音楽プレイヤー,地図,その他アプリを導入することが出来る。こうした機能をもつ「ツールを触れる日常が学校にある」という事実を作り出すこと以外に,学校教育が情報教育をごく普通のこととして扱う日を迎えるのは難しいと考えている。

 「ツールを扱う日常が学校にある」 このことが大事である。

 iPod touchならば電話回線を使用しないため,通信は(近隣の家からの無線LANが及ばない限りで)学校のネットワークの範疇でコントロールできる。必要であればiPod touchにある「機能制限」設定を使用してもいい。

 携帯電話とは違って電話回線料金の問題は発生しない。少なくとも学校のネットワーク整備は済んでいるのだから,通信料金の問題はクリアしているはずである。

 利用形態は,学校ごとに異なっていてもよいと思う。学校の備品として,クラス単位,授業単位で使う形でもよいし,全校児童に一つずつ提供し,6年生が卒業したら新1年生がそのiPod touchを引き継ぐ形に設計してもいい。地方毎に事情が異なるのであるから,可能な形で入り込めばよい。

 自分たちが使うものであることを意識できれば,物の大切さや丁寧に扱うことの大事さも,教育のメニューとして加えてしまうことが出来る。いつも端末ばかり気にしているような子ども達に,人が話しているときはちゃんと人の顔を見て話すことや,目の前で端末をいじられたらどんな気持ちになるのかを演じさせて考えさせるのもいい。

 機器や情報との接し方を指導できる機会を学校の中に作り出すこと。情報教育だけを日常から遊離させないためには,そうした次元の取り組みも大事なのである。

 私は,学校や教育がもっとリッチであっても良いと思っている。

 新しい校舎になった学校も増えてきてはいるが,ほとんどの学校は大人たちが過ごしたあの当時の学校の様子をほとんどそのままに維持している。

 どこか別の場所に出かけた際,その土地にある保育所や幼稚園を見かけることはあるだろうか。

 少し薄暗く,かなり長い歴史がありそうで,園舎も教室のロッカーも壁も薄汚れている。そんな環境で,元気な園児が走り回っているという風景。

 財源問題は確かに大きな問題である。それは別に論じていくべきだ。

 しかし,そのことが教育をリッチにしないことの理由にはならない。

 リッチにするための選択肢はたくさんある。

 私はその一つとして「カメラ付きiPod touch」のようなツールを学校へ入れることを推したい。

 あなたにとって教育をリッチにするためのオススメは何だろうか。

 
 (追記:もちろん「リッチ」という言葉に物質的な意味だけを込めているわけではない。それによって学びの機会や深まりが豊か・リッチになるということをむしろ念頭に置いている。)

あの日

 今年も繰り返すことになるが,書き記そう。

 あの日,第一報を聞いたのはFMラジオからだった。

 いったい何が起こったのか。

 多くの死傷者が出た。

 遠い国の出来事。情報を得ようとネットにアクセスする。

 いまでもCNNのホームページの変化は記憶に残る。

 殺到するアクセスに対応するため,真っ白な背景に最小限の写真とリード。

 21世紀はテロから始まった世紀である。

 その日以来,世界は路頭に迷った。

 一年後,グラウンド・ゼロを訪れた。

 好奇心だけではない。

 訪れなければ画面の中だけで済ませてしまう気がした。

 少なくともネットの先にあったその場所を目指した。

 そのことにどれほどの意味があったのか。

 それでも,当時の僕は,そこへ行きたかった。

 今年もまたあの日がやってきた。

 犠牲になった人々への想いと,これからの私たちの歩み。

 思い返してみたい。

長月九日

 9月に入ったかと思えば,はやいもので上旬も終わろうという頃。

 まだ後期に向けての助走期間中なので,前期の追再試やその成績処理,いくらかの仕事をしている。今月後半には日本教育工学会大会があり,私も昨年の発表の完結編がある。

 一頃に比べればだいぶ過ごしやすくなり,秋も遠くないと感じるようになる。先日は,夕方になってから職場の近辺を散歩した。日向は暑いが,蒸し暑いということはない。

 自宅にくつろげる椅子がないので,ふと見かけたインテリアショップで物色する。お洒落かつ折り畳める椅子があった。座り心地もなかなか良い。あまり迷わず購入した。梱包は予め処分してもらうとして,中身をそのままお持ち帰りした。

 家には寝に帰ってるという感じで,くつろぐ時間は長くないが,少しは居心地が良くなった。まともな電灯がまだ無いので(デスクライトや洗面所の電球と台所の蛍光灯だけ),冬のボーナス時には家の中を明るくしたい。ははは。

 気がつくとここ数ヶ月でTwitterの知名度も利用者も急増。私もアカウント追加したりと利用頻度を増やしてきた。

 もっともフォローするかしないかの判断は難しい。確かに相互フォローした方がTwitterの真価を発揮できてよいのだけれど,私なんかは物事への没入傾向が強いので,そこにのめり込んじゃう怖さもあって,あえてこちらからのフォローは自粛をしている(フォローしないことで気を悪くされている人がいたら,ごめんなさい)。

 気が向いたらあちこちのアカウントをクリックして,Webで見たりするくらいが私にはちょうどいい。(そんなこと言いながらGoogle Waveとか気にしている私。)これも広い意味でフィルタリングやアクセスレベルの議論に含まれると思う。

 政治の世界では,政権交代の準備が進んでおり,それに伴って様々な情報が飛び交っている。私が居る教育(文教)界隈の事柄についても,選挙で取り上げられた「子ども手当て」を始めとして,大きな影響が及びそうであることが言われている。

 本来ならば,教育の大事なところを守りながら軌道修正していくことが出来たはずなのに,それをずっとしてこなかったために,今日の状況に至ったと思う。もちろん政治の選択が,納得させられて,人心掌握できるハッタリをかませるかどうかに依存している以上,軌道修正云々の議論が負けていたのだと認めるしかない。とにかく何でも起こり得るのだと覚悟する他ない。

 そんな世間の喧騒の中で,職場と自宅の往復を繰り返していた。

 それで私は,残りの人生をどんな風に過ごそうかと思いを巡らせていた。

 せっかくのご縁で越してきた徳島である。ここで何か出来るといい。

 なんだかんだ言って,好きなことをさせてもらっている。久しぶりにプログラミングに没頭。人に言わせると,最も質の悪い現実逃避に分類されるが,これが唯一の娯楽(?)であるから許して欲しいなと思う。

 え?何をプログラミングしてるかって?そりゃ,iPhone OS用アプリに決まってます。ゆくゆくは学校の教室でみんなが使えるアプリを提供できるように鋭意奮闘中。運が良ければ研究(と資金調達?)も出来るしね。

 そんなこんなで,人知れず勝手に突っ走る私。

教育フォルダもツイッターはじめました

 さて,すっかり更新を忘れて日々を過ごしている教育フォルダですが,それというのも,せっかく集めている情報を「まとまってから手厚く」という気持ちのせいで溜め込んで,結局更新し損ねているからです。

 というわけで,つぶやくだけなら人一倍の教育フォルダも,専用のTwitterアカウントを設定することにしました。これで日々買い込んでいる教育関連書や興味深いネット記事をご紹介する敷居も低くなります。

 というわけで「edufolder」でつぶやき続けていますので,ご興味ある方はフォローしてください。こちらからのフォロー返しはしませんので,気軽に安心してフォローしてください。
 なお,管理人の個人のつぶやきは別のアカウントで展開中です。こちらは舞台裏のつぶやきという位置づけになると思います。

 
 公式Twitterアカウント: edufolder (http://twitter.com/edufolder
 
 内容:本日の一冊,注目の教育関連ニュースなど。
 
 

ゲームに見る未来

インターネット各社、携帯ゲームを収益源に
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090826AT2D2101D26082009.html

 ただの収益源としてではなく,もう少し知識や学習との絡みで未来を見通してくれると嬉しいのだけれども…。そうやって,どんどん収益のためだけに先に進まれたのでは,教育・学習との距離は遠ざかるばかりである。