○7:30頃出掛け。
○授業。行事やら何やら続いて,火曜の授業はやっと第1回目。
○昼食。カレーライス。
○授業。
○メール。ときに重大なメールは,束になって届くことがある。
○22:00頃帰宅。
投稿者「rin」のアーカイブ
授業準備
新入生歓迎の行事も一段落。ようやく通常授業モード。準備万端なら楽なことこの上ないが,素材集めだけして組み立てはまだというのが実情。せっかくのチャンスなので,受講生の様子も加味しながら,抜本的に見直しをした方がよさそうだ。
それにしても21世紀(平成13年・西暦2001年〜)に入って,すでに4年が経過したことを皆さんは実感されているだろうか。確か「少数計算のできない大学生」を発端にした学力論争は世紀をまたいだ出来事。そしていま再び,『中央公論』や『論座』や『世界』といった総合月刊誌上を「ゆとり教育」なるものへの批判や学力向上策の必要性を訴える論考が賑わせている。時間の経過の速さに驚くほかない。
平成10年,11年に改訂された学習指導要領。それが実施されるのは平成14年,15年であった。平成15年には学習指導要領の一部改訂が行なわれ,平成16年には学習指導要領について不断の見直しと全体見直しがスタートした。文科省が方針転換したという議論は機会ある毎に報道されるが,平成15年の改正に「総合的な学習の時間」の一層の充実が示されたにもかかわらず,平成16年の見直しの発端が国際学力調査結果への懸念と「総合的な学習の時間」への批判的見解にあったことから,その朝令暮改ぶりに誰もが混乱を意識した。
平成17年1月28日付けで答申「我が国の高等教育の将来像」が中教審から出された。18歳人口減少の中で次代の高等教育をどうデザインしていくかが問われた。初等中等教育から高等教育までを各段階の特質を踏まえつつ一貫した考え方で改革していく視点の必要性が謳われている。答申に言われるまでもなく,大学生き残りの時代において,教育の効果と質の向上のために授業方法レベルからの再構築が必要になっている。さて,だからというわけでもないが,授業の準備準備。
20050415
○7:00頃出掛け。今朝は車で出勤する。
○プリント準備。1時間目から使うプリントの印刷やら何やら。眠たい‥‥。
○授業。
○昼食。ゼミ生達とバイキングレストランへ出掛ける。親睦と今後のゼミ運営など相談しながら。
○校務。
○授業。
○書類・出欠整理。
○23:30帰宅。
20050412-14
○6:45頃出掛け。
○新入生合宿行事。
静岡にある大きな施設で二泊三日の合宿をする。今年は最小限の引率人員なので大変ではあったが,スムーズに進行した。クラス指導担当者として,クラスの学生達と関わる。とにかく名前を覚えることが大事なので,行きのバスの中で名字だけでも覚える努力をしてみた。女の子は,似たような姿見た目が多くて覚えて峻別するのが難しい。ところが不思議なもので,顔と名前を心の中で繰り返し復唱し続けていると,担当クラスの学生達がすっと立ち上がって見えてくる。この感覚を表すなら,経験した者にとって「心を開いた結果」とでも表現するのがピッタリくるが,それだと経験がない限りはさっぱりわからない感覚表現かも知れない。
とにかく朝から晩まで,たっぷりと労働し,すっかり疲労困憊で戻ってくる。少し職場で休んでから,帰路に書店に寄ることはできたが,とにかく何かしようとすると眠気が襲う。とにかく次の日からさっそく通常モード。朝から授業だ。
○21:20頃帰宅。
20050411
○7:40頃出掛け。今朝はとても暖かい。寝床からでるのがスムーズ。おかげでだらだらした。
○学生と約束。パソコンでの曲編集の方法を伝授する。すでに素養があるとはいえ,覚えが早く,上手。
○昼食。学食で食べた後,学外へと誘われたとき「もう食べました」と言い出せず,2度食べた。満腹。
○クラスの様子。行事での発表を控えて,練習している様子を覗きにいく。大丈夫のようで心配。
○行事準備。明日からの新入生歓迎行事の準備を手伝う。
exCampus meets MacOSX
exCampusというソフトウェアがある。学習環境デザイン研究の若手で有名な中原淳さん(あれぇ,気がついたらブログ化してるね!栄転おめでとう!)が率いて開発されたeラーニング構築運営プログラムである。大学などで実利用され実績もあるし,有難いことにソースコードは無償公開されている。
授業者として,授業リソースの提供をしたり,管理するツールが欲しくなった時があって,このexCampusリリースはとてもわくわくするものだった。早々にソースコードを手に入れて,時間が空き次第,挑戦してみようと考えていたが,今日の今日まで埃をかぶせた状態にしてしまった。その間にもexCampusのバージョン2が出たりもした。
なぜ放置していたかというと,exCampusの動作環境を満たす作業が,実は結構面倒だということだった。何しろ素人に優しくない。必要最低限の手引きがあるだけで,「eラーニングシステムを構築してみたい」という強い気持ちはあれど,「Linuxは少し取っ付きづらいかなぁ‥‥」という層の人たちにはハードルが高いのである。
それにね,Linuxの環境を新規構築する場合,マシンの選択からして選択肢が多すぎて「迷い」コストも高すぎなのだ。パソコン大好きな人は自作パソコンとかショップブランドとかメーカー製とかの選択肢を楽しみ,そこから目的に合致した部材を調達できることが良いと考える人が多い。けれども,それは不慣れな者には,結構大変な手間なのである。
というわけで,高等教育機関でも導入事例が増えてきたMacOS X環境でexCampusを動かしてみようと考えた。exCampus自体はオープンソフトウェアの資源を利用する汎用性の高いプログラムなので,条件さえ揃えればMacOS Xでも動くはずだ。そうなれば,あなたはお店で「Mac mini」をさっと購入して,少々退屈だが手順通りに作業すれば,すぐにexCampusシステムが出来上がるというわけだ。
20050409
○雑読。昨夜買った雑誌を眺める。『論座』の特集は「ゆとり教育の失敗」。
○Webサーフィン。海外視察するための学校探し。情報があるようでないようで,まだ途中。
○自宅サーバ設定。ブログシステムの構築が中途半端になっていたので,セッティングした。
○夜散歩。夜桜を見に出掛ける。それから初めてリニモに乗った。万博帰りの客いっぱい。
○続サーバ設定。exCampusというシステムをセッティングすることに手を出した。ああ。
20050408
○6:50頃出掛け。桜も八分咲きといったところ。素敵な景色を眺めて駅へ向かう。
○パソコン演習。1時間目からの授業。ガイダンスとさっそくPowePointで自己紹介の課題を出した。
○卒業研究ゼミ。今年のゼミ生は12名。さて,こちらのメンバーをうまく運営することの方が大変かも。
○昼休み。学内の桜を花見も兼ねてデジカメで撮影する。風が吹き,桜がざわつく雰囲気がいい。
○授業と雑務。予定されていた会議がキャンセルされ,少し時間的に余裕があった。とても珍しい。
○書店。学会発表準備に関係する本が他にあるかどうか眺めてみる。閉店間際に駆け足で。
○世界の山ちゃん。本当に珍しいが,独りで飲みに行った。この店の手羽先が大好きなのだ。
○また本屋。家の近くの本屋に寄る。ほろ酔い気分で雑誌などを眺める。
○22:30頃帰宅。明日はのんびり寝坊しよう。
20050407
○8:50頃出掛け。久し振りにゆっくりとした朝を迎える。暖かいが小雨もぱらついた。
○授業計画。ゼミなどの日程を確認。
○PC教室準備。50台のパソコンひとつずつ,設定を施す。久し振りにそんな過酷なトライアルをした。
○23:00頃帰宅。早く帰る予定だったが,PCのセッティングにはまったから仕方ない‥‥。
何のためにどう書くべきか
私が手がけるホームページは,もちろん複数あるものの,専らこのweblogが書き込みの拠点。そろそろ10年目を迎えようかという,だらだら続いたwebサイトなのだが,それはそれはいろんな出来事が起こった10年だといえる。
weblog ver.になったこともあり,新たな閲覧者も増えていることだし,このwebサイトが出来上がる経緯や私のスタンスについて,もう一度まとめて書くべきかなと思う。すでに何度かその試みをしているが,いまの立場で書けば,考えがまた違ってくるかも知れない。
「教育らくがき」に書かれてきた駄文は,感情の起伏の激しさに連動してしまったものもあるし,単なる愚痴や文句もある。一方で,問いに真摯に向かい合うことを試みたものもあるし,発想や視点を変えて刺激を生み出そうとしたものもある。
10年の内には,私の未熟さや至らなさから,誤解や迷惑をおかけしたこともあったし,議論に巻き込まれて振り回されたこともあった。まったく成長のみられない凡庸さも,あるいはご覧になっている皆さんにとって苛立ちの源だったかも知れない。私の八方美人さもまた,どうしようもない倦怠感を運んでいたのだろう。とにかく,それでも「教育らくがき」は不思議なポジションに収まったまま,いくらかの皆さんにこっそり楽しんでもらっていることも事実であり,それゆえに,私も率直であり続けたいと考えている。