やめちゃうの?

教員免許更新制度廃止も 「民主政権」日教組に配慮
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090726/elc0907260134001-n1.htm

 教育らくがきを書いていると,現状や現行制度を批判的に見る立場をとることを入口にすることが多いので,それが私自身の政治的態度と見なされることが多いのかも知れない。ただ,実際には節操が無いだけなので,周りと共有する確たるビジョンが無い以上,状況の中の実際性や現実性を勘案しているに過ぎない。私がここの文章を「駄文」と称しているのは,そういう意味を込めている。

 民主党が政権をとったら,教員免許更新制度の廃止に動きそうなのだという。

 皆さんは,どう思われるだろうか。
 
 教員免許更新講習の準備に関わった人たちの気持ちを考えると複雑な気持ちになる。一方で,現実的に更新講習のコストパフォーマンスを考えると,遅かれ早かれ違う形に変わらざるを得ない。果たして,どうなるのか。

 全国の更新講習関係者は声を上げるのだろうか。それとも,行方を静観するだけになるのか。

 廃止になり,更新講習が打ち切られれば,そこで雇われた人たちの職がなくなることになる。

 そうやって振り回されてしまう人々の声を代弁してくれる人はいるのだろうか。

 教師が学ぶ機会をつくることは,全面的に肯定されるべきである。その実現方法をもっと洗練すべきなのだろう。限りあるリソースをどのように集中させるのか。地方の教育委員会事務局や教育センターが,現行の努力を踏まえて,どのように現在の世界に対応するのかビジョンを共有しないといけない。

 政治家は法律と制度を変えようとしている。

 私たちは教師文化を変えていく覚悟が必要である。

 
 それでも,現実はいつも厳しい。やりたいことは出来ないことが多い。そこからどう選択して行動するのかは,それぞれの構え次第である。