●先週まで実習だった2年生が連休明けの今日から戻ってきた。さっそく後期授業を担当。疲れも知らずの元気さに呆れる。友達との再会など,嬉しかったのだろうな。さて,この娘たちとも残すところ半年である。
●注目された『週刊東洋経済』誌の特集「本当に強い大学2004」に続いて,『週刊ダイヤモンド』誌は「大学よサヨナラ 驚異の専門学校」と題した特集。一般の皆さんの目にはあまり触れない雑誌『Between』(進研アド)は毎号のように高等教育段階の荒波を扱う。10月号は特集「公立大学の岐路」である。「ピンチはチャンス」と考えれば,その機会を捉えて攻めてくるところが勝ち残るようだ。
●『文部科学広報』9/24号届く。文部科学大臣が替わる前のもの。毎年恒例で平成17年度文科省所管予算の概算要求・要望内容が掲載されている。義務教育費国庫負担金の削減が注視されているが,たとえば平成16年度の場合,この予算の概算要求・要望が予算(案)としてどのような結果となったかは,『文部科学広報』の第40号一面(PDF版)と第45号一面(JPEG版)を比較してご覧いただきたい。例の退職手当と児童手当の削減の結果である。今回,中学校教職員給与費の削減が問題となっている。さてはて,どうなるか。
【雑読雑感】品田知美『〈子育て法〉革命』(中公新書2004/740円+税)→「教育方法論」講義で使えそう。80年代に起こった子育て法の大転換について触れている。保育の文脈では一斉保育から自由保育への転換としても知られる変化である。
樋口裕一『頭がいい人,悪い人の話し方』(PHP新書2004/714円+税)→新聞書評に載っていたので買ってみた。ううむ,確かにセルフチェックするには面白い本なのかも知れないが,どれもこれも‥‥といった風でもある。
『幼児と保育』11月号→特集「保護者とどう向き合うどうつき合う」は,これもまた授業で使えそうなネタである。
【立読不買】『教室ツーウェイ』11月号→特集「本物の研究・研修活動」。『百マス徹底検証』本での失態はどこへやら。のど元過ぎれば熱さも忘れるといった風で,自分たちを励ます特集を組んでいる。ある意味,前向きなんだな,まったく。