そうだ ヨーロッパ、行こう

 よろめいた気持ちを慰めるには,書店で粘るのが一番。教育関係の棚をさらっと済ませて,語学の棚へと向かった。思うに第二外国語としていくつかの言語に手を出したことがあったが,何かにエネルギーをとられて十分取り組めたとは言い難かった。せっかくだからもう一度勉強したいし,これを機会にいろいろな言語に触れてみたいと思ったわけだ。
 それで,前から気にしていたフランス語はどうだろうと思って,一冊入門書を購入。そうしたら,いろいろ想像はふくらむもので,来年あたりにヨーロッパを旅してみてはどうかという気持ちが出てきた。「そうだ ヨーロッパ、行こう」
 昔ほどに海外へ出かけるのは安心できる世の中ではないけれど,ならばますますいまのうちに出かけておきたいと思う。教育にしても哲学にしても,その歴史を考えるとヨーロッパを避けて通ることができない。そのヨーロッパに生きているうちに足を踏み入れなければ。
 そうと決まれば,目標に向かって,まずは語学。ちょっと楽しみになってきた。