協働的教育環境整備

フューチャースクールの仕事で大阪へ。早めに出発する予定が、科研費申請書類の作業が思いの外時間が掛かってしまい、ぎりぎりの出発となった。数分の遅刻で済んだものの、お待たせした事には変わりなく、申し訳ないスタート。

有識者会議という仰々しい名前の会議。西日本で関わっている研究者の皆さんが集まる会である。

会についての報告は、りんラボのブログで書くことにする。こちらはいつもの様に内省的なこと。

本当はもっと早くに催されていてもよかった会かもしれないが、実際に今回集まってみて、このタイミングで初会合というのもよかったのかも知れないと思った。ある程度事態が進んで、それぞれの考えていたこともあって、実に様々な意見や話題が扱えたのではないか、そう思うからである。

もちろん、それが成り立つのも、ここまで事業担当者の皆さんが奔走してくれていたおかげであると思う。私たちが言いたい事が言えるのも、グッと我慢で相手してくれるからだ。

とにかく初めて勢ぞろいした割には、とても和やかに、また率直に議論ができたのは良かったと思う。

私は相変わらず、事業者の皆さんに学校教育文化への理解や、その市場への関わり方をもっと健全・堅牢なものに変えていくことに注力して欲しいことばっかり述べていた。

ICT機器も学用品として、もっと安心して使えるものに脱皮しなければならないとも、ナントカのひとつ憶えの様に繰り返した。

それを実現することがそんな簡単なことじゃないことは分かっている。いろんな思惑うごめいているのが現実で、シビアな商業世界は私がいうほど理想的にはいかない。ったく…素人はこれだから困る、という心の声も聞こえてきそうだった。

けれども、私が何かのご縁でその席に座っているということは、それを語る役目をいただいたのだと思っている。言わないでいるのであれば、この席、誰かに譲るべきだと思う。

私たちは、この事業を、数あるばら撒き事業の一つに加えることができる立場にあるだけでなく、その気があるなら、世界を変えるきっかけを作る歴史的な一幕にできる立場にあるとも言える。

どちらの事業として仕事がしたいか、その意気込みみたいなものが問われていると私個人は思う。

私がどちらを志向し、周りをエンカレッジしたがっているかは、言わずもがな…。結末がどうなろうと、努力をしない理由はない。