個人年表を書いてみた

 ふらふらと人生の遠回りをしているうちに,自分が何をしてきた人間なのかを知っている人が周りにほとんどいなくなってしまった。

 とにかく,出来事がたくさんありすぎて,その度に異なる場所の異なる人々と一緒になるので,私自身を時系列で知っているのは私だけになり,その私自身もまた忘却のせいで自分自身を把握できなくなっている。

 あちこちに自分の痕跡は散らばっているのだけれど,細かい前後関係はよくわからなくなっていて,素材はあるのに正しく並べることが困難になっている。

 ということは,私のことに関心がある人,あるいは私と何かの縁で一緒になった人達は,もっと分かっていないわけで,どうして私がこんなにバランバランな人間なのかの理由さえ,掴み切れていないのだろう。

 というわけで,私も私自身を見失う前に(もうほとんど前半は見失っているのだけれども…)年表を作ってみた。(→Kotatsu RIN’s Personal History

 記憶に残る大きめの出来事を書き出しただけなので,細かい諸々はかなり端折ってあり,展開は極端だが,遠回りしていることだけははっきり分かる。大したことない人間だと了解できれば,役目としては十分である。