母校60周年

 大学の歴史は奥深く,制度成立の歴史も興味深いものがあるが,昭和24年(西暦1949年)に日本で新制大学がスタートしたことは,何かの機会に聞いたことがあるかも知れない。

 というのも今年2009年は,多くの(国公立)大学が60周年記念と銘打って,大なり小なり記念の取り組みをしているので,大学教育に関わった人ならば,そういう便りや話題に触れたりしているのではないかと思うからである。あちこちの大学ホームページもこれを機にリニューアルしているようだ。

 私の母校・信州大学も,そのような記念行事等を展開している。

 ホームページを覗いたら「卒業生メッセージ大募集」とあって,各学部出身のOG/OBが書き込みをしているようだ。

 まだ十分メッセージが集まっているとはいえず,それほど投稿が掲載されていない…。「時代」としての大学は各個人にとって大きいものの,「機関」としての大学がいかに学生から遠いのかが,如実に分かってしまうところがこういう企画の悲しいところである。ええ,卒業生を大事にしない日頃の行いへの皮肉である(ははは…)。

 ただ,嬉しいことも発見した。

 教員養成フレンドシップ事業の一つ「信大YOU遊世間(ワールド)」という活動に対して,「信州大学功労賞」が贈られたというのである。

 活動内容は変わってしまっているのだけれども,私自身がこの活動の前身である「YOU遊サタデー」の立ち上げメンバーだったこともあり,ネーミングにその痕跡を感じるというだけで後輩達が行なっている現在の「信大YOU遊世間(ワールド)」に親近感を抱く。ただホームページによれば,「今年で16年目を迎えた学生主体の地域貢献活動…」とあるから,私たちが立ち上げたときからをカウントしていると考えてよさそうだ。

 ようやく大学から公式に評価されたというわけである。これに関わった学生の数は16年でどれくらいになるだろう。もちろんこの活動が続いたのはひとえに16年も学生達を引っ張ってくれた土井進先生(写真左)の功労があってのことだ。そしてこれに関わったすべての人たちの協力があってのことだ。

 あれから16年である。まったく…。

 さて,みんな,自分自身の定期点検は終わった?これからまだまだ走り続けますよ。

 どんな道を歩んでいようが,僕らは仲間だし,そしてこれからもそれぞれの志を持って歩んでいこう。そうすることが何よりも自身やお互いに対する功労賞だと思う。