米国から熱海へ

 米国出張から帰国したその足で春合宿に参加。そしてようやく帰宅した。これで3ヶ月続いた海外出張などのお出かけ系予定に一区切り着いたことになる。本当に疲れた。
 世界中の人々がガヤガヤと意見交換した洋の世界から,いきなり温泉と畳部屋で雑魚寝するような和の世界に,ロクな睡眠もなく移行した。

 コミュニケーションの難しさを思う。人と関係していくというのは痛みを伴うこともあるものだが,その場その場に落としどころがないと耐えられない人々の中に生きていることも思い知る。経験は何かの役に立つどころか,むしろ問題を複雑にする。もう独りじゃないということを自覚しなければならない。浅はかなのは,常に自分なのだ。

 春合宿は遅刻をしてしまったが,ぎりぎり夕食にたどり着き,苦く楽しい一夜と貴重な学習会を過ごした。初めてWiiのゲームをプレイした。ゲームマシンは早くに卒業したつもりだったので,久し振りだったが,多人数で遊べるところがとても楽しかった。あとは夜通し飲んで話などしていた,様々なことを。
 学習会は大学院での研究活動をどう進めていくかについて情報提供があった。分野も違えば,時代も違う学術作法の話を改めて聞くと,大いなる不安も襲い,また早め早めの取り組みが大事なことを感じる。
 私にとっては,研究者免許更新制度のもとで,研究者として生きるか,別の生き方に進むか,ハッキリさせる機会のようなものだ。「教育に貢献」する生き方は他にも無数にある。それを見極める2年間にしたい。

 さてと,さっそく明日からあれこれ用件を片付けなくては。