とるものもとりあえず成田へ ((豪州渡航記01))

 有り難いことに豪州(オーストラリア)の学校視察に連れて行ってもらえることになったので,本日成田へ向かわなくてはならない。実は荷造りも部屋の片付けもまだ完了していないので,徹夜になりそうなのだ。

 オーストラリアの教育について手元にあるわずかな資料を紐解くと,地域や州が独自に教育行政や学校制度を営む仕組みであるようだ。それでいて,オーストラリア全体での国際競争力などを高めるため,連邦レベルでの審議会でナショナルカリキュラムを示したり,教育方針の足並みを揃えようともしている。実際には,本当に州毎の独自性を前面に押し出す傾向が強くて,訪れる場所によって同じオーストラリアでもかなり様子が異なるらしい。

 それでも,コンピュータ利用に積極的であることや,英語や英語以外の言語教育,そして広大な国土ゆえに遠隔教育などがオーストラリア全体の教育の特徴であるとされている。

 今回出かけるのはウエスタン・オーストラリア州にあるパースという都市である。で,パースという街がどういうところで,どんなことになるのか。学校視察がどんな風になっているのか,ほとんど飲み込めていない。いやはや,イギリスのことを消化するのに手間取ったままなので,オーストラリアまで手が回ってなかったんだよね,とほほ。

 というわけで,恒例の旅行記を綴りながら考えをめぐらせていくしかなさそうだ。ちなみに豪州は真夏。かなり暑いとの情報を得ている。半袖あんまり持っていないんだよなぁ。どうしよう…。