教育時事0927

・0926:学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(追加)
・0926:新文部科学大臣に伊吹文明氏。内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)に山谷えり子氏。
・0927:新文部科学大臣記者会見:「美しい日本語が話せず書けないのに、外国語を教えてもだめ。必要は全くない」発言
 文部科学大臣も交代へ。さわやか小坂氏から年季の伊吹氏へ。小坂氏はITへの理解が高かったけれど,伊吹氏はどうなのだろう。そして早速,小学校の英語必修化について持論展開。特定の主張内容はともかく,優先順位をつけて考えるという姿勢はありそうだ。
 それと内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)という閣僚ポストが出来て,山谷氏が就いた。官邸の指導力を強めようとする中で,文科相と補佐官が対立する場面も出てくるのだろうか。そうなると,議論は沸騰するだろうが,それで良い結果が出るのか心配。まあ,物事前向きに考えるとしよう。
 ちなみに,文部科学大臣政務官として小渕優子氏。物議を醸した教育改革国民会議を設置した父,故小渕氏の意志を継いで地道に教育行政に携わり続けているご様子。
 というわけで,安倍首相の目指す教育基本法改正(そして改憲)が今政権文部行政の最大焦点になることは必至。その問題に巻き込まれながら,その他個別政策は適切に処理されなくてはならないのだから,アクロバティックな技も飛び出すかも知れない。でもわかんない。やはり官僚組織って難しいらしいし…。
 とにかく前向きに考えよう。