徳島帰宅

 昨晩は御茶ノ水に宿を取った。行きたいところへの利便を考えると,そこに選択が落ち着いたのである。午前中は交通博物館の跡地の横を歩いて,秋葉原のヨドバシカメラで気になっていたものをチェックし,旅行ケースを買い求めた。

 今回の出張にはパソコンを持っていかず,iPhoneのみ。まあ,今回の出張内容であれば,自分のパソコンは必要ないので,それでも十分だった。店頭には先日発表されたばかりの新しいMacノートブックがすでに展示してある。新しい13インチのMacBook Proが狙い目であるが,出張中に見ていることもあって,やはり最軽量のMacBook Airに惹かれる。だいぶ値段も下がってきたのだから,いよいよ手に入れる時期がきたのかも知れない。

 午後はお仕事。迎賓館近くのビルで学習ソフト・コンクールの審査会だった。私は実際にソフトを操作してプレゼンテーションする係である。わりと好きなお仕事だ。

 事前準備中にアメリカ在住の妹からiPhoneのIM(インスタント・メッセージ)ソフトにメッセージが入った。急きょ,リアルタイムで日米チャットの開始。「お兄ちゃん,本買いすぎ」と海を越えてダメ出しをもらう。それぐらいしか楽しみないんだから,許してちょうだいよ。

 妹とのチャットはiPhone話でしばし盛りがって,とりあえず向こうが就寝前なので,おやすみコールでお開きとなった。いやはや,iPhoneを持っていると世界の距離感が変わってしまう。

 審査会の会議は,いつものようにあれこれ議論を交わして,今年なりの審査結果を出すことが出来た。開発ツールがリッチになってきたことで個人でも凝ったソフトがつくれる一方で,小粒ながらも授業のために心を込めてつくったソフトとの間に見えてきた開きのようなものをどうするのか。何度も審査原点に立ち返りながら議論を重ねることが毎年続く。

 会議が終わって,飛行機に間に合うように帰る時間が迫っていたので,ご挨拶もそこそこに電車乗り継いで,途中お土産も買いつつ,羽田に向かう。久し振りに携帯電話の電子マネーで駅の改札をピッピッと通過。これのおかげでもたつかずに移動できるから,有り難い話である。飛行機も携帯電話のタッチ・アンド・ゴーである。

 徳島に向かう夕方フライトは,右手に夕日色の雲海に浮かぶ富士山を眺めることが出来て幻想的。フライト・アテンダントさん達の笑顔に癒されながら,束の間の東京出張が終わった。

 徳島に着いて,預けていた自転車を返してもらい,最後は自転車で帰路につく。最後が様にならないなぁ…と少し悔しく思うが,まあ,これが自分らしいオチかなと納得して,今日一日を終えるのであった。明日は洗濯日だ。