平井堅

 平井堅が,歌手生活10周年を迎えたのだという。「僕らの音楽」という番組で,三谷幸喜と対談をしていた。二人とも愉快なキャラクターなので,その対談もなかなか面白かった。僕も平井堅のデビューシングルを三谷幸喜脚本のドラマ「王様のレストラン」で知った一人なので,なんとなくその番組を見つけることができて嬉しかった。
 有名な話だが,平井堅はデビューから5年は売れない時代を過ごしている。デビュー曲「Precious Junk」はドラマにもマッチし,そのポップさがよかったが,絶対的な人気を勝ち取るのは5年後にリリースした「楽園」から。だから僕も「Precious Junk」は好きだったし,平井堅も好きだったが,特に追いかけていたわけでもなかった。でも周りが騒ぎ出すと,「え〜今頃?」なんて勝手に思ったものだ。
 最近ではアカペラで挑戦した「キミはともだち」が好きである。彼のバラードは確かに素晴らしいが,やはり彼のポップセンスもきらりと光るものがある。曲によってバランスが様々なのだが,「キミはともだち」は好みのバランスなのである。
 とにかく平井堅の「Precious Junk」も懐かしいが,三谷幸喜の「王様のレストラン」も傑作ドラマ。DVDはもちろん買ったが,そういえば妹に貸して戻ってきてないか。また時間ができたら見てみよう。