「阪神淡路大震災から10年」とあちこちで唱えられる。当時,私は大学生だった。翌朝,友人達が取っている新聞を寮の玄関で眺めたことを覚えている。大変なことになったなと思った。
さて,東南海地震がいつかやってくるぞと警告を受け続ける愛知県民の私にとって,このところの災害ニュースの数々は,いよいよ対策をしなければならないという危機感を抱かせる。昨年の地震のときには,とりあえず周りにある着替えやラジオなどを詰め込んだ即席簡易非常袋を準備して,いまでも玄関に置いている。先日は,本棚と天井の間に挟み込む突っ張り棒を購入し,転倒防止するようにした。研究者は「本の下で死ねたら本望」と言うのは格好いいが,ホントに死ぬのは冗談じゃないので,少なくとも時間稼ぎのためにも付けた。
この機会に,少しずつ防災対策をしようと思う。