担任馬鹿

ultra-e
 指導担当としてクラスを受け持っている。短大にクラスなんてものがあることに,驚かれる方もいるかも知れないが,それほど珍しいというわけでもないと思う。とにかく一クラスを受け持っている。通称は「クラス担任」となっているが,もちろん高校までのそれとは大いに異なり,受け持ち授業がないと顔を合わす機会はなかなか無い。会うのは,何か書類の提出をさせるときやハンコを押すときくらいだろうか。担当しているクラスは(説明は省くが)第三部に属するため,3年間担当するのだが,それゆえなかなか会えないのだ。
 それでも私は教え子には恵まれているようで,学生自治活動に積極的に取り組む学生も多く,疎遠になりがちな担任だというのに,親しく接してくれる。まあ,枯れ木のような存在でも担任は担任なのか。
 昨日,球技大会があった。1年生から3年生まで(全員ではないが)揃って,ドッジボール大会をしたのである。担当クラスは3年生。上の学年ほど参加者数が少ないが,少ないながらもクラス一致団結して試合に臨む。
 実は,この日のためにクラスの学生たちが手作りのTシャツを用意していた。うちのクラスだけのお揃いのオリジナルTシャツだ。しかも嬉しいことに担任の分もつくってある。というわけで,私もそれを着て,ドッジボールの試合に参加。だって人数少ないからね。
 いやはや,久しぶりに派手な運動をしたので身体のあちこちに筋肉痛。しかし,それよりなにより担当クラスの学生たちと楽しい時間を過ごせたことが嬉しい。クラスの学生に限らず,普段はやんちゃで人を振り回す憎たらしい娘たちだが,基本的にはいい子たちばかりなので,その点で私は幸せなのだと思う。