皐月一日

 初めての土地にやって来て,新しい環境に自分の荷物を押し込んで,久しぶりの仕事を始めた四月が過ぎた。一ヶ月はあっという間だったが,たくさんの物事が動いた分だけ重みもあった。

 そんなスタートアップの慌ただしさの中で,GWの連休はちょっと一息つく絶妙なタイミングでやって来る。もっとも休み明けからのさらなる慌ただしさを暗示するかのように,あちらから一つ,こちらから一つ,そちらから一つと宿題やお仕事が舞い込み始める。

 とりあえず宿題とともに帰省。徳島から名古屋まで,高速バスで新神戸に向かって新幹線に乗るのが良さそうなので,そのルートで移動しようと思っている。

 今日はチューターとして担当になった学生達3人と個別に面談した。なんかものすごく年の差を感じつつ,この土地の今どきの学生たちの意識ってどんな感じなのかを探り探り会話した。

 暗い雰囲気だったらどうしようかと心配していたが,全然明るくて,やりたいことについて前向きな子たちだった。とりあえず入学したばかりの学生生活は楽しいみたいである。

 でも,3人揃ったところに加わって雑談していると,やっぱり90分の大学の授業は大変らしい。授業始まってまだ序盤だというのに「追試だよ,きっと」とか言っている。まあ,そうならないように頑張ろう。

 最後に徳島・阿波の方言をあれこれ教えてもらったが,使いこなすのはまだ修業が必要みたいだ。