平成の…

 いろんな行事や学習課題があって,なかなか更新まで手が回っていなかったら,いきなり安倍首相が辞任表明。そしたら,方々から「無責任野郎」とか「空気読めない奴」との声が上がり,ご本人はいよいよ体調不良で入院してしまった。
 健康状態がよくないことには同情するが,それも含めて管理できてこそ政治家,そして一国の首相でしょ,という真っ当な意見を否定できるわけもなく,その辞退には美しさの欠片もない。

 そもそも教育再生会議は,『官邸崩壊』というルポ本の中で10頁に及んで描かれているように,ひどい迷走を繰り広げていたわけだが,今回の首相辞任で継続の後ろ盾がほとんどなくなった。すでに教育基本法も教育関連3法案も可決されたのであるし,そもそも教育再生会議の設置意義さえ疑わしかった。残り火を焚くには風が強い。
 その事を察知して政治家になった某室長もいたが,彼もまた傘を失って強い風に晒されるだろう。もっとも彼の流儀によれば,目立たぬように大勢に従い,任期を全うしたら,その経歴で再び教育タレントとして活躍できればよいことになる。忘れられない程度にマスコミ(特に目立たないラジオ)で露出しながら,細々と過ごすのだろう。
 もしも彼が本当にそんな風に過ごしたなら,いつの日か必ず,タックス・ペイヤーとして,彼を糾弾してやりたい。講演や著作で稼ぐのは勝手だが,税金から給与もらう公人になった以上,それを覚悟すべきである。

 合宿で京都へ行き,名古屋の実家を経由して,東京に戻る。「この頃,どうして自己否定的な駄文を書くのか?」という家族の問いに,いやあれは家族が読むことを想定した文章じゃないと解説。メタ的なずらしや煙に巻くための自演など,あれこれ混ぜ合わせて成り立っているというこのブログの性質は,身近な人ほど眉をひそめるようだ。ごめんなさい。
 しばらく実時間がとられてしまう仕事や課題が続く。がんばろっと。