DSを買った

 駄文が硬直化して,遠回りできていないことは分かっている。面白味が感じられない。政局を気にすることも大事とはいえ,どうしても嘆き節になる。そういう調子は,もう閑却してしまおう。駄文らしくない。
 だからといって楽しい話題があるわけでもない。先日,ニンテンドーDSを買ったという話題が明るいかどうか…。京都府の中学校がDSを使った英単語学習の効果として,中学三年生の語彙が4割前後増したと報告した。それに触発されたわけではないのだが,そろそろこのデバイスを触れてみたかった。
 ははは,なるほどなぁ。ゲーム&ウォッチを思い出した。大人の手には付属のスタイラスペンは短いが,周辺メーカーがいろいろなオプションを販売しているので,持ちやすいペンを別に購入すればいい。それにしてもペン入力の親しみやすさは体験すると気持ちいい。
 改めてDS向けにリリースされているソフトの種類に驚く。プラットホームとしての出来の良さ(二画面やペン入力,無線LAN内蔵など)もさることながら,その普及率の高さが単なるゲーム機以上の可能性をもたらしているのだろう。

 DSは買ってみたものの,幸い,ゲームをしてみたいという衝動は起こっていない。とっくの昔にTVゲームは卒業したファミコン第一世代。興味はパソコンやインターネットに移ったし,それさえ不健康だと思うようになったから,やはり私はアナログな人間だと思う。
 パソコンなんてね,道具としてちゃっちゃと動いて,人間の邪魔をしないことが大事。シンプルな道具性を,気持ちよさを伴って提供できるかどうかが問われるのだと思う。そういう意味ではDSってなかなかシンプルだし,手書きの気持ちよさを活かせる面白いデバイスである。