シート型電子黒板

 H21補正予算案(参院審議中)に盛り込まれている教育関係の投資の関係もあり,電子黒板などのICT機器に対する注目が高まりつつある。ただ,具体的にどんな製品をどれだけ導入するかは悩ましい問題である。

 というのも,文教向けの機器市場は販売数量が見込めそうで現実見込めないという不遇の市場として長らく扱われたために,企業努力にも限界があって,価格の低下が難しかった。

 そのため,例えばプラズマ/液晶ディスプレイを利用した電子黒板は,一台60〜70万円程度となっており,昨今の家電量販店に置かれている家庭用液晶テレビの価格と比べて,かなり割高感が残ってしまっている。もちろん,電子黒板にはタッチパネルのような仕組みが内蔵されている点で付加価値があるため,家電と単純な比較は出来ない。

 ただ,この高価格のために,本来であれば一つの学校に最低3台程度導入されるべきであるのに,学校に一台ずつになるのではないかという不十分な計画さえ聞こえる。なぜ一つの学校に最低3台なのかといえば,多くの学校が3階建てだと思われるからである。要するに1フロアに1台が望ましい。

 1台しか導入されないとなると,電子黒板を使用したい場合に,(取り合いになることは最初から覚悟の上だが)移動するときにエレベータを使わないといけないからである。普通の学校には給食運搬用のエレベータがあるかも知れないが,それでも使用する度に階を移動させるのはかなりの手間だ。

 私は学校への導入数を,学級の教室が存在する建物の階数で決め手もいいんじゃないかと思っている。

 ところで,電子黒板にもいろいろな種類があって,ニュースで新しいタイプの電子黒板が紹介されていた。

世界初のポータブル(テレビ東京WBS)
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2009/05/tt-115.html

プラス ワイヤレス インタラクティブパネル UPIC(ユーピック)
http://www.plus-vision.com/jp/news/news2009/news20090512.html

プラスビジョン株式会社
http://www.plus-vision.com/jp/

 こちらは液晶プロジェクタと組み合わせて使うタイプになるが,導入数が限られて,しかも場所移動が前提という使用方法を想定するならば,興味深いソリューションということになる。