弥生1日目

 いよいよ3月。年度最後の月となった。ここ数日ぼーっと彷徨い続けたので,ここらでシャキッとし直さないといけない。放電しきったんだから,ちゃんと充電しないとね。
 さて今月は,米国出張を皮切りに,大学院入学手続きと合宿,年度末のあれこれセミナーに参加するといった予定になっている。
 また海外渡航…,最近の落ち着きのなさはこれが原因かぁ。この先数年分を先取りしちゃった感がある。今回はインテル社の教育支援事業に関連した出張。きっと,あれこれ秘密事項ルールがあると思うので,参加するセミナーの内容をリアルタイムにお届けすることは難しいかも知れない。
 でも,報告を書くことが出張の条件なので,いずれ皆さんにも内容をお伝えできるはずである。え?最近,あちこちに魂を売りすぎてないかって?ミイラ取りがミイラになっちゃう危険はよく分かっているけれど,私はこんな性格であるから大丈夫。たぶん誰にとっても手に余るんじゃないかな。

 卒業する教え子達の卒業パーティー(謝恩会)があったようだ。卒業式の前に開催するのが世間的に珍しいか。さっそく写真が公開されていた。ちょうど受け持っていたクラスの娘達が写っている。まあ,どの娘もキレイにめかして…,2年間よく頑張りました。
 同窓会から会報に載せる原稿を頼まれた。卒業生達に向けて近況報告。感傷的かつユーモアのある文章に仕上げる。もっとも,自分のユーモアセンスには懐疑的なので,ウケるのか全く不明。とにかく元気でやっていることさえ風の噂程度に伝われば,それでよしとしよう。

 打ち合わせに出かけたついでに,教科書の下巻を物色して買おうかと思い,神田の三省堂に寄った。以前置いてあった場所に向かったが,ない。場所移動したかなとあちこち見て回るが,ない。仕方ないので店員さんに聞いた。
 「あの,教科書ってどこか移動になりました?」
 「(ぶっきらぼうに)教科書は販売停止期間に入ったので,現在はお取り扱いしておりません。」
 がーん…そうかぁ,販売停止期間になっちゃったかぁ…,欲しかったのに。
 って「販売停止期間ってなんだぁ?」とお思いの方もいるだろう。説明しよう!,販売停止期間というのは,別にそういう正式な呼び方がある訳じゃないし,絶対買えない訳じゃない。
 ちょうど新学期が近いこともあって,新年度から使う教科書を確保することを優先するために,一般書店販売を自粛している期間のことなのである。
 でも,別に教科書コーナーまで撤去しなくてもいいのにね。在庫だけでも出しといてよ。この辺は申し合わせが出来ているのかも知れない。何しろ教科書は長いこと特別扱いされてきたので…。昨年,公正取引委員会が「教科書業における特定の不公正な取引方法」(教科書特殊指定)を廃止しようとしたら,業界から結構なリアクションが返ってきたことからもそれがわかる。
 ま,とにかく三省堂では買えなかった。

 ぼーっとしすぎて,またまた宿題がたまってしまった。さて頑張らないと。