東京生活が始まってすぐに金沢出張。全国から現場の先生達が集まって,日頃の実践を土台にした実践研究の構想を発表し,それを大学研究者の講師達が講評していくという会が開かれた。私も講師としてお手伝いをしたわけである。
現場教師として,日々の教育実践を行うだけでも多忙なのに,それを研究として学会発表や論文に繋げようと高見を目指して努力されている先生方は真剣そのもの。慣れない「研究」の作法や文法に合わせようと四苦八苦されているところに,私たちがさらに手厳しい指摘や疑問を投げかける。真剣な取り組みに対して,私たちもできるだけ応えられるように対話を試みるわけだ。
実は,こうした現場の先生方への研究法の助言活動に関わって,私も自身の研究活動への自問を繰り返したわけで,それが前職を飛び出して再度一からの勉学や研究を志すきっかけでもあった。それだけに,現場の先生方の手伝いができるというのは,私にとって格別の意味を持っているし,今後も努力していきたい。
夜は懇親会。十分語れなかったことや研究について,いろいろ賑やかにやりとりが行なわれた。同じ志を持って集まった人々だけに,お酒の席も楽しい時が流れていた。
論文指導の会
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