非常勤先の授業評価アンケートに対するフィードバックを書いていた。設問の集計結果はおおむね良好だったのは嬉しいが,学生による授業評価の限界のようなものも感じずにはいられない。本当に講義は満足できるものだったのか。
昨年公開されていた他の先生方のフィードバックを見たことがある。いろんなスタイルがあって楽しかったし,中には学生による授業評価の有効性について手厳しく書いたものもあった。科目や担当者によって評価結果は様々だろうし,学生による授業評価がいつも役立つとは限らない。あくまでも常日頃の授業改善の努力があって,それを補強するためのツールなのだなと思う。
本家ページに手動でRSSフィードを作れないかと思って試してみた。rssファイルを更新するのが面倒だが,とりあえずindexページの分だけでもタイトルと出だしを配信できることを確認。本家ページの更新をRSSリーダーなどでチェックしたい人には便利だと思う。どうぞご利用ください。これで教育らくがきの主要コンテンツ(本家,ブログ,書庫)が全部RSSでチェックできる。
大学の仕事をがむしゃらにしていると,そもそもの高等教育について深く考えたり知ったりする機会を逸しやすい。何しろ目の前の日常が最優先だから,どこか嘆きの大学談義。『中央公論』2006年2月号の特集「大学の失墜」のようなレベルの話から脱しきれない。ところが先日から読んでいた岡本薫『日本を滅ぼす教育論議』(講談社現代新書2006.1/720円)に感化されて,高等教育の歴史を知ることはとても大事なことだと思えてきた。いままでも職場で,そういうことの大事さを言われたりもしたが,入り口となる手がかりがいまいち見えなかった。積ん読書庫から高等教育関係を探してみるかな。