教育の話題をかなりすっぽかしたまま展開している教育らくがきだが,大事な動きがあったのだから,そろそろまとめてとりあげて置かなければならないだろう。もっともこれも出張先で片手間に書いているので,相変わらず落ち着きないままだけど。
文部科学省から「初等中等教育局メールマガジン」が発行されるようになったことは,ほとんどの皆さんにとっては旧聞にあたるのかも知れない。こんな話題すらタイムリーに取り上げられなかったことが悔しいが,とにかく,これが結構面白いのである。
しばらく前から文部科学省がWebサイト上でマスコミ報道への反論や誤解の指摘を始めた。これは情報が行き交うインターネットの時代において,大事な取り組みだと評価し得る。それがよりパワーアップして,メールマガジンでは先日の中教審答申に関する各新聞社の報道を比較して,コメントを加えているのである(初中教育ニュース臨時増刊号11/2)。
文部省時代には寺脇氏のようなスター(?)官僚がマスコミに登場していろんな議論に応えていたわけだが,メールマガジンという形で省庁の現場から発信されるというのは,また違った説得力というか,リアリティのようなものを感じてしまう。