ポッドキャスティング時代

教育らくがき・試験Podcasting(3.4MB)
 連日,ポッドキャスティング(Podcasting)に関するニュースが飛び込んでくる。ポッドキャスティング関連の情報発信をしている「Podcast Now!」を眺めていると,ポッドキャスティングの教育利用に関する情報が賑やかだ。東大のTREEプロジェクトの記事にもポッドキャスティングの動向が取り上げられている。
 とりあえず,この手のテクノロジーを採用しやすい高等教育における試みが先陣を切っているが,生涯教育にも生かせることは言うまでもないから,今後続々とポッドキャスティングを利用した学習教材が出てくるだろう。特に団塊の世代が引退を迎える時代において,自己実現のための生涯学習分野は消費市場としても有望視されている。ポッドキャスティングは,必ずしもiPodを利用する必要はないので,使いやすい機器やソフトウェアなどが今後も登場すれば,確実にポピュラーな教育ツールとなるだろう。


 ポッドキャスティングに関する用語は,まだ定式化されているわけではなく,「ポッドキャスティング(Podcasting)」や「ポッドキャスト(Podcasts)」と表記するだけでなく,「ボイスキャスト」とか「ラジオキャスト」あるいは「オーディオキャスト」「ブログキャスト」などといった用語もちらほら見られたりするだろう。さらにビデオ映像の場合,「ビデオ・ポッドキャスティング」「ビデオ・ポッドキャスト」と表記する場合以外にも「ビデオキャスト」「ポッドキャスト(Vodcast)」「ムービーキャスト」という表記なども見られるかも知れない。
 ポッドキャスティングに関するまとまった情報は,『インターネット・マガジン』11月号に特集が組まれているので,それを参照すれば手っ取り早いだろう。インターネット上であればウィキペディアの項目「ポッドキャスティング」が役立つ。
 ポッドキャスティングは,2004年7月にアダム・カリー氏によって開発されたiPodderというソフトから端を発している。(もちろん技術的な条件整備諸々の話を加えると1999年あたりまで遡る。)それが一年そこらでこれだけ広がりを見せるのだから,インターネットの世界は相変わらず波及スピードが速い。ゆえに,まだ定着した形はないツールとも言えそうだ。
 個人レベルでがんがんと制作できる環境ができあがれば,質の善し悪しなど様々だと思うが,良いものも確実に登場するようになるはずだ。制作することへのアクセシビリティを高めていくことも大事だと思う。
教育らくがき・試験Podcasting(3.4MB) Mse_20051023
 そんなわけで私も試してみた。まあ,こういうのは楽しんだ者勝ち。そこからアイデアが広がるのだから。

ポッドキャスティング時代」への2件のフィードバック

  1. "President of Japan 811"

    ポッドビデオついにスタート!   第一回国民投票受付中!結果開票は10月31日!

    大統領官邸・ブヒブヒPIG報道官発表:
    (開票は10月31日ハロウィーン)
    地球市民にみなさん、お待たせいたしました!ついにアメリカであのアップル社のCEO、スティーブ・ジョッブスもやっている『ポッドビデオ』を、我らが大統領閣下もスタートしましたブヒ!
    そうです、……

  2. ぱふぅ家のホームページ

    ポッドキャストの使い方

    ぱふぅ家のホームページでは、アップルのiTunesが音声だけでなく、ビデオのポッドキャスティングに対応していることに着目し、絵日記コーナーのビデオ映像をポッドキャスト配信しています。

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