我が日本語堅苦しきなり

 ご縁をいただいて執筆することになった原稿を,推敲し終えて,なんとかメールで送信した。推敲したといっても,正直言えば,原稿そのものをもう一度捨てて書き直した方がいいかなと思うのだが,また捨てる時間は残されていなかった。
 最初のものだって,わかりやすく書こうと思って綴り始めていたが,丁寧に説明すればするほど,どうも文章密度が濃くなって堅苦しい文面になるらしい。それに筆の進み方ものろのろ。
 何度か白紙に戻して,読む人の気持ちになってみる。のだが,どうも平均的な読者をイメージするのが苦手な上に,今回のテーマもまた私にとってみれば幅広くて,どこに焦点を当てるべきか大いに迷う。
 テーマについて関心のある読者が,パッと私の書いた部分のページを開いたとき,そこに何が書いてあると「面白そうだ」と感じてもらえるだろうか。もっと理論的なことだったのかな。それとも具体的な事柄だったのかな。現状に発破をかけて欲しいのかな。あああ,こんなことなら編集責任者様に聞いておくべきだった。
 結局,自分が作り出さなければならないテーマでもあるので,これを良い機会に自分なりの研究を深めていくことにしよう。それにしても,駄文なら,つらつらと書けるのだけどなぁ‥。

我が日本語堅苦しきなり」への2件のフィードバック

  1. 同業者N

    今回私は「片手」。1ヶ月かかりました。
    文章修行、これもまた「場数」かもしれません。
    ともあれ、お疲れさまでした&ありがとうございました。

  2. りん

    そうですかぁ,片手‥‥。私なら半泣きしながら原稿書いてるかもしれません。とにかく,またいつかご指名いただけるようにコツコツ頑張ります!

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