月別アーカイブ: 2009年9月

あの日

 今年も繰り返すことになるが,書き記そう。

 あの日,第一報を聞いたのはFMラジオからだった。

 いったい何が起こったのか。

 多くの死傷者が出た。

 遠い国の出来事。情報を得ようとネットにアクセスする。

 いまでもCNNのホームページの変化は記憶に残る。

 殺到するアクセスに対応するため,真っ白な背景に最小限の写真とリード。

 21世紀はテロから始まった世紀である。

 その日以来,世界は路頭に迷った。

 一年後,グラウンド・ゼロを訪れた。

 好奇心だけではない。

 訪れなければ画面の中だけで済ませてしまう気がした。

 少なくともネットの先にあったその場所を目指した。

 そのことにどれほどの意味があったのか。

 それでも,当時の僕は,そこへ行きたかった。

 今年もまたあの日がやってきた。

 犠牲になった人々への想いと,これからの私たちの歩み。

 思い返してみたい。

長月九日

 9月に入ったかと思えば,はやいもので上旬も終わろうという頃。

 まだ後期に向けての助走期間中なので,前期の追再試やその成績処理,いくらかの仕事をしている。今月後半には日本教育工学会大会があり,私も昨年の発表の完結編がある。

 一頃に比べればだいぶ過ごしやすくなり,秋も遠くないと感じるようになる。先日は,夕方になってから職場の近辺を散歩した。日向は暑いが,蒸し暑いということはない。

 自宅にくつろげる椅子がないので,ふと見かけたインテリアショップで物色する。お洒落かつ折り畳める椅子があった。座り心地もなかなか良い。あまり迷わず購入した。梱包は予め処分してもらうとして,中身をそのままお持ち帰りした。

 家には寝に帰ってるという感じで,くつろぐ時間は長くないが,少しは居心地が良くなった。まともな電灯がまだ無いので(デスクライトや洗面所の電球と台所の蛍光灯だけ),冬のボーナス時には家の中を明るくしたい。ははは。

 気がつくとここ数ヶ月でTwitterの知名度も利用者も急増。私もアカウント追加したりと利用頻度を増やしてきた。

 もっともフォローするかしないかの判断は難しい。確かに相互フォローした方がTwitterの真価を発揮できてよいのだけれど,私なんかは物事への没入傾向が強いので,そこにのめり込んじゃう怖さもあって,あえてこちらからのフォローは自粛をしている(フォローしないことで気を悪くされている人がいたら,ごめんなさい)。

 気が向いたらあちこちのアカウントをクリックして,Webで見たりするくらいが私にはちょうどいい。(そんなこと言いながらGoogle Waveとか気にしている私。)これも広い意味でフィルタリングやアクセスレベルの議論に含まれると思う。

 政治の世界では,政権交代の準備が進んでおり,それに伴って様々な情報が飛び交っている。私が居る教育(文教)界隈の事柄についても,選挙で取り上げられた「子ども手当て」を始めとして,大きな影響が及びそうであることが言われている。

 本来ならば,教育の大事なところを守りながら軌道修正していくことが出来たはずなのに,それをずっとしてこなかったために,今日の状況に至ったと思う。もちろん政治の選択が,納得させられて,人心掌握できるハッタリをかませるかどうかに依存している以上,軌道修正云々の議論が負けていたのだと認めるしかない。とにかく何でも起こり得るのだと覚悟する他ない。

 そんな世間の喧騒の中で,職場と自宅の往復を繰り返していた。

 それで私は,残りの人生をどんな風に過ごそうかと思いを巡らせていた。

 せっかくのご縁で越してきた徳島である。ここで何か出来るといい。

 なんだかんだ言って,好きなことをさせてもらっている。久しぶりにプログラミングに没頭。人に言わせると,最も質の悪い現実逃避に分類されるが,これが唯一の娯楽(?)であるから許して欲しいなと思う。

 え?何をプログラミングしてるかって?そりゃ,iPhone OS用アプリに決まってます。ゆくゆくは学校の教室でみんなが使えるアプリを提供できるように鋭意奮闘中。運が良ければ研究(と資金調達?)も出来るしね。

 そんなこんなで,人知れず勝手に突っ走る私。

教育フォルダもツイッターはじめました

 さて,すっかり更新を忘れて日々を過ごしている教育フォルダですが,それというのも,せっかく集めている情報を「まとまってから手厚く」という気持ちのせいで溜め込んで,結局更新し損ねているからです。

 というわけで,つぶやくだけなら人一倍の教育フォルダも,専用のTwitterアカウントを設定することにしました。これで日々買い込んでいる教育関連書や興味深いネット記事をご紹介する敷居も低くなります。

 というわけで「edufolder」でつぶやき続けていますので,ご興味ある方はフォローしてください。こちらからのフォロー返しはしませんので,気軽に安心してフォローしてください。
 なお,管理人の個人のつぶやきは別のアカウントで展開中です。こちらは舞台裏のつぶやきという位置づけになると思います。

 
 公式Twitterアカウント: edufolder (http://twitter.com/edufolder
 
 内容:本日の一冊,注目の教育関連ニュースなど。