昨日「アリナミンEX」を服用してみた。ビタミン剤なんて，ニキビに悩んでいるときに飲むイメージが強くて，CMで眼精疲労や筋肉の疲れに効くなんて宣伝していても「魔法の薬じゃあるまいし」と半分バカにしていた。それに，よくドラマなんかで，万能薬だと思って飲んだらただのビタミン剤だったという設定が出てくるが，まさにそのイメージで，ビタミン剤って効果がないと思っていたのである。
　しかし，このところの慢性的な疲労感は，学会発表準備にも支障をきたしていたし，そのうち何とかなるだろうと放置して数ヶ月。なんともなっていない事態を重く見て，とうとう薬の力を借りることを決意した。なんか危ない雰囲気^_^;

　というわけで，昨日と今朝，食後に服用してみた。いや，びっくりである。気分がハイになって‥‥というのは冗談。変化は通勤で乗る電車やバスの車内で確認できた。あまり眠たくないのである。今までだと座席に座ってしばらくすると「ストーン」と眠りに落ちてしまうことがほとんどだったのが，それが無いのである。もちろん眠ることは出来るが，「ストーン」と落ちるようなことがない。「これが薬の効果かぁ」と一人で感心していた。もっと早く決意していれば‥‥。いや，疲れた皆さん，お試しあれ。

　で，そんなビタミン剤の効き目を実感する前に，おお，これこそは私の集中力を呼び起こしてくれる！と思って注文したものが届いた。

　インターネットでショッピングする機会も増えたけれど，実は従来型の通販にはあまりお世話になったことがない。それでも通販こそはインターネットが一番活かせる業種だろうし，事実，「楽天」が成功したことなどはご存知の通り。
　で，通販にもいろいろあるが，気になっていたのは「通販生活」である。かつてルームランナーを販売した会社が現在はカタログハウス社となって，カタログ『通販生活』を書店などで有料販売している，あの通販である。なかなか手を出せなかったが，数ヶ月前に初めて品物を注文してお客になった。
　そして今回注文したのが「バランスチェアー」。「通販生活」よりもずっと以前から気になっていた商品である。いよいよこのバランスチェアーなるものを手に入れようと思ったのだった。「本を読むクセが抜けたのなら，何が何でもクセを取り戻そう」キャンペーンの一環である。(何のキャンペーンだ，それは？)
　バランスチェアーにもいろいろあって，どうやら発祥の地ノルウェーでも３社がバランスチェアーをそれぞれのデザインで製造販売しているのだという。「STOKKE社」「Rybo社」「HAG社」の３つだそうだ。調べる余裕がないので次回に回したいが，とにかくノルウェーで考案された理論に基づいて，この３社が作り始めたらしい。通販生活の説明だとリボ社が1979年に作ったのが最初となっている。(追記：どうやらバランスチェアは「balans」という概念のもとで，こんな歴史をたどったらしい。要するに３社とも元祖というわけだ。その中でもHAG社がいろいろ取り仕切り，バリエーションの多さはSTOKKE社が多く，Rybo社はわりとマイペース？みたい。)
　で，通販生活からリボ社の商品を購入。これが意外と高い代物なので，正直いえばボーナス目当ての衝動買いであった。でも今日届いて早速組み立ててみる。木製の柔らかさと大きなクッションの感触は，家具としてもなかなか良い。座り心地も，バランスチェアに適した座り方になれる必要があるかも知れないが，自分なりのベストポジションが見つかれば，こ座り心地もいい感じ。この駄文も背筋伸ばして入力している。
　新聞広告なんかでよく見かけたのは，STOKKE社製のもの。バリエーションもSTOKKE社のものの方が豊富だ。でも，今回のリボ社製のものは，シンプルであること，木のぬくもりがあること，子どもから大人までフレキシブルに対応できるという点で満足できる。もちろんファーストインプレッションだから，これからいろいろわかってくることもあるだろうけど。
　それにしても北欧の家具というのはなかなか面白い。各社のWebサイトを見ていても，チェアの座り方や寄りかかり方を写真で見せているが，とにかくユニークである。自由度が高くデザインされているというのが如実にわかる。いやはや，興味深い買い物が出来た。
　というわけで，りんさんも通販生活を始めました。次は冬に向けて「デロンギヒーター」を検討中。ははは。