黄金の三日間・短大版?!

 入学式を迎え,私は指導担当のクラスを持つことになった。担任になるのは初めてではないが,やはり緊張する。最初の出会いがその後の付き合い方やクラスの雰囲気を左右するかと思うと,それなりに気合いも入るというものだ。どんな学校段階でも,最初の三日間の関わり方やルール決めが大事だと言われているが,あれっ?‥‥,さっそく日曜日でお休みだ。ううむ。
 今日は,クラスの学生達と顔合わせ。細かい自己紹介はできないが,とにかくこれから2年間を一緒に過ごすことになる学生達の期待と不安をそれぞれ推し量りながら,それでも心機一転の気持ちを持ってもらえるように明るく振る舞ってみる。なにしろ第一印象が良いことは,その後の関係をつくっていく上でも重要だからだ。もっとも最初が良すぎて次第に失望させることがあっては困るけれども‥‥。そういう意味でもバランスどりは難しい。
 元気があって積極的に前面に出る子,グループでいるとハメを外してしまう子,目立たないけれど足並み揃えてくれる子,全然話聞いてない子,全体のノリにいまいち乗ってない子,あまり人と関わるのが得意でない子,天然入っている子などなど。想像しただけでも様々な子がいる集団を一つのカラーにまとめることは土台無理。とはいえ,互いの存在を許容し合えて,たまには全員で盛り上がれるクラスができればいいなぁと切に願う。そのためにも最初の数ヶ月は,クラス指導担当者が上手な黒子にならないといけない。流れができれば,あとは見守っている振りをすればいい(って書いてバレたらマズイか,ははは‥‥)。
 中学時代に,友人のヘンテコな占いで,将来の自分の子どもの性別を占ってもらったことがある。糸に針を付けて手の上に垂らし,揺れれば子が生まれ,その揺れ方で性別がわかり,それを複数回繰り返す。2回占って揺れて,3回目で揺れなかったら,2人の子を持つという具合だ。そして占ってもらうと,4回繰り返し占って4回とも針は「女」を示す揺れ方をした。その時の占いは,針が揺れないで終わったわけでなく,放課が終わったので終了。もしかしたら延々と繰り返し揺れていたのかも知れない。
 というわけで,友人のヘンテコな占い通り(?!),またたくさんの娘を持つことになった。気苦労は絶えないし,この調子で研究の方は大丈夫なのか?と不安がないわけではないが,頑張るしかない。

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