ブログをかなり放置していたのは,日々が慌ただしいということもあるが,やはりSNSなどのネットツールに依存している状況のためでもあるように思う。人々の関係性の中に身を置くことは,流布する情報に接するのに都合はいいものの,孤独に思索を深めて物を書くにはあまりに他人との距離が近くなりすぎである。
新年度に入って配属が変わったこともあり,また違った慌ただしい日々を送っている。それで,この機会にSNSの方も付き合い方を切り替えることにして,Facebookのタイムライン表示の設定を変更した。ほとんどの「友達」のフォローをやめることにした。ページやグループのフォローはそのままにしたので,いまのところ表示されるのは記事や宣伝系に絞られて,周りの人々の普通の投稿は出てこない。美味しそうな料理が流れてこないのは寂しいし,周りが注目している出来事を終えなくなるのはもったいない気もするが,グループのやりとりやメッセージは従来通り使うので,それほど問題にもならないだろう。
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昨今の教育界の風景は,現政権になってからの様々な政策推進によって変わってきている。ある意味では懸案事項に躊躇なく取り組み始めたということでもあり,そうした積極的な姿勢には期待も持つ。たとえば高大連携に伴う大学入試の見直しなどは,議論の段階から具体的な取組みの段階へ移行してしかるべき課題であっただけに,この機会をうまく活かしたいところではある。
しかし一方で,政治主導による強引な取組みに対して警戒も必要になるだろう。たとえば先頃の学習指導要領一部改正における「道徳の教科化」は,「こころのノート」の問題に関して十分な議論による納得がないまま実行された感が強く,丁寧さの欠如に懸念無いとはいえない。
私が主に関心を抱いている「教育の情報化」は,「ICT活用」という文脈で推進されているところではあるので,その動きが盛り上がること自体は歓迎ではあるものの,これも周辺議論の整理が十分ではないまま,新しい機器の導入そのものが先行してしまう性急さに不安はつきまとう。
丁寧な議論の積み重ねと論点整理が必要な一方で,政治・世論の関心が高まっていることによる具体的なアクションへの足がかりをどうバランスをとって実のあるものにしていくのか。私たち自身も動向を理解して見通すことが必要になっている。
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何度かのブログ回帰宣言が,また頓挫するのか,今回こそ成功するのかは分からないけれども,なるべく考えを綴っていくようにしたい。