月曜日は教育学部の授業に出席する。職業研究者をやってた人間がなんでまた学部の授業聞いているのか,呆れられるかも知れない。しかしまぁ,知識はぐるぐる世代交代しているから,無駄なことでもない。
それに長らく教育界に携わっていて,素朴に思っていた謎を解明するためもある。いったい東京大学教育学部ではどんな教育学の授業をしているのか,という謎。大した謎じゃないかも知れないが,素朴に受けてみたかった。
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念願叶ってモグリで受講する。なるほど,こんな感じか。授業の雰囲気自体は他の大学と大きく違うということはなさそうだ。わりと普通っぽい。
扱う内容も,もの凄いぶっ飛んでるかというと学部の授業なのでそんなこともない。ただ,やはり受講生の知的基礎体力の水準が高いからだろうか。言葉の細かい説明をする場面があまりない。先生方もごく普通に語れる感じなのは,微妙だけどちょっと違うところかも知れない。
そんなわけで,復習のために学部授業を聞いていた。
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唯一履修手続きをした「放送とメディアリテラシー」という講義は,某公共放送のMさんが担当している授業。私の肩書きが先生から学生に変わっちゃった意地悪なシチュエーションを利用して,せっかくの機会なので学校放送の仕事を学ばせていただくことにした。Mさん,最初ちょっと嫌そうだった…^_^;
今日は音響デザインについて。私たちは視覚情報をたくさん受けていて,重要な判断も多くは視覚にもとづくと考えがちである。けれども,実際にはかなり聴覚情報に頼っているのだということを教授いただいた。
演劇に少しかじっていた経験からも,その指摘には同意できる。舞台は音先行でないと動かないことがあるからだ。
授業では,音響がない映像と音響処理後の完成映像を比較することで,音響の大事さを実感できた。事実をよりリアリティをもって伝えるには,いくらかの再構成をしなければならない。こうした表現手法は,拡大していくとメディアとはなんぞやという大きな問題につながっていく予見が授業でも示されるのであるが,それはまた次回以降となる。
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宿題いっぱい…頑張らないと。
メディアとはなんですか?
メディアとは二つの認識があります。一つは真実な情報を視聴者に伝て、視聴者はもっと分かるようになります。もう一つはリアリティをもって伝えるということを手段として、視聴者を影響させる動機となります。従って、視聴者はもっと無知になります。
音響の効果は制限なしで、 勝手に視聴者の感情を操縦できるものです。“視聴者を操縦”という話はインタネットだけで勝手にしたらいいと思います。
メディアとはなんですか?林さんの先生の見方は何ですか?これは面白い問題です。